串カツの街、大阪・新世界を「着物の聖地」に 民間団体が計画、和風テイストの新たな風景に (1/3ページ)

 串カツで有名な大阪・新世界を“着物の聖地”にしようという計画が進んでいる。月に1度、愛好家らが和装姿で集い、街の散策や写真撮影を楽しむ-。民間団体が始めた新たな取り組みは、訪日客の増加も相まって、「雑多な繁華街」という印象が強い新世界に、和風テイストの新たな街の風景を生み出しつつある。(浜川太一)

新世界に集い、写真撮影や街中散策を楽しむ和装の愛好者ら=8月19日午後、大阪市浪速区

新世界に集い、写真撮影や街中散策を楽しむ和装の愛好者ら=8月19日午後、大阪市浪速区

 8月19日の日曜日。新世界のランドマーク・通天閣(大阪市浪速区)に、和装姿の老若男女約20人が集まった。鮮やかな浴衣姿が街の色合いに溶け込み、訪日客らも興味津々の様子だ。

 「新世界着物DAY」と称した催しは、今年5月に始まった。着物レンタル業者らでつくる「現代着物協会」(同市中央区)が毎月第3日曜日の午後に開催している。「奈良や京都のように、着物で気軽に出かけられる場所を大阪にもつくりたい」という協会代表、小野宏積さん(66)の思いが始めたきっかけだ。

 雑多な文化と懐かしさが同居する新世界の街並みは「難波とも梅田とも違う独特な雰囲気で、着物とも合う」と直感したという。

「街に新しい文化が生まれる」