「停電で食品廃棄」コープ、北海道電力に賠償請求へ 損害9.6億円

 札幌市の生活協同組合「コープさっぽろ」が、北海道の地震による停電で食品廃棄を余儀なくされたとして、北海道電力に損害賠償を請求する方針を固めたことが7日、コープ幹部への取材で分かった。保冷設備の停止に伴い、店舗や生産拠点での損害が計9億6千万円に上るとしている。

 道生活協同組合連合会や取引先と協議し、請求額を詰める。道の推計では、停電による食品廃棄などの被害は約135億円。農協の一部にも北海道電の責任を追及する動きが出ており、同様の請求が続く可能性もある。

 9月6日の地震による大規模な停電は、道内の電力需要の約半分を賄っていた苫東厚真火力発電所(厚真町)の停止が引き金になったとされる。コープ幹部は「今回の停電は人災という側面もある。一極集中の電力の在り方に何らかの形で一石を投じたい」と説明した。