三菱電機、通期予想を下方修正 スマホ設備需要の低迷影響

 三菱電機は29日、平成31年3月期の通期業績予想を下方修正したと発表した。営業利益を当初予想比100億円減の3050億円(前期比約7%減)、最終利益を50億円減の2400億円(同6%減)にそれぞれ引き下げた。

 中国と韓国でスマートフォンや有機EL関連の設備需要が低迷し、携帯電話の基地局整備が国内外で鈍化した影響で、産業機械と電子部品の収益が落ちる見通しとなった。売上高は円安ドル高の効果で100億円上ぶれし、4兆5100億円(同1%増)を見込む。