英首相、10日にも閣議招集 EU離脱合意案の承認求める構え

 英国のメイ首相は欧州連合(EU)離脱合意案について、与党のユーロ懐疑派からの新たな抵抗を乗り切ることができれば、数日中に閣議に承認を求める構えだ。

 6日にロンドンで開かれた閣議では、離脱推進派のゴーブ環境・食料・農村相ら閣僚が、アイルランド国境での税関検査や入国管理などを回避するバックストップ条項をめぐり行き詰まるEUとの交渉の打開案を支える政府の法律的助言の全容を見たいと要求した。

 閣議は2時間後に合意なしで解散となったが、メイ首相側近らは承認にこぎ着けられるよう週内に2回目の閣議招集を検討している。関係者が明らかにした。関係者の一人は、月末より前にブリュッセルでEUとの合意を確保することを期待して、緊急閣議が10日にも開催される可能性があると話した。

 メイ首相の報道官は6日、ロンドンで記者団に対し、「幻想に浸るべきではない。まだやるべきことは多い」「これまでのところ、メイ政権幹部の次の会合日程は設定されていないが、ブリュッセルで合意が成立する前の適切な時期に招集される」などと説明した。(ブルームバーグ Tim Ross、Robert Hutton)