米版はやぶさ、小惑星に到着 着陸と岩石採取に挑戦、日本とも協力 (1/2ページ)

小惑星ベンヌを観測する探査機オシリス・レックスの想像図(NASA提供・共同)
小惑星ベンヌを観測する探査機オシリス・レックスの想像図(NASA提供・共同)【拡大】

 米航空宇宙局(NASA)は3日、探査機「オシリス・レックス」が目的地の小惑星ベンヌの上空に到着したと発表した。小惑星りゅうぐうを調べている日本の探査機「はやぶさ2」と同様に小惑星への着陸と岩石の採取に挑み、2023年に地球に岩石を持ち帰る。日本のチームとも協力し、岩石を交換して互いに調べる予定。

 小惑星には太陽系の成り立ちや生命の起源の手掛かりがあると考えられており、岩石を分析してそれらの謎の解明を目指す。NASAの担当者は「46億年前に太陽系ができた頃の材料が手に入る。科学者らは分析することを心待ちにしている」と話した。

 オシリス・レックスは16年9月の打ち上げ後、太陽の周りを回りながら計20億キロ飛行して徐々にベンヌに近づき、3日、上空19キロの場所に着いた。1年半かけて上空から観測した後、最大3回着陸し、計2キロの岩石の入手を目指す。NASAでは以前、探査機が捉えた彗星(すいせい)のちりを回収した例はあるが、小惑星に挑むのは初めて。アーム状の装置を約5秒間、表面に接触させて先端から窒素ガスを噴射し、舞い上がる粒子を吸い込む。

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