「奴隷として派遣されるわけではない」 技能実習生派遣を手がけるベトナム商社代表の思い (1/3ページ)

旭日小綬章を受章したグエン・ティ・タイン・ニャン会長
旭日小綬章を受章したグエン・ティ・タイン・ニャン会長【拡大】

 11月に発表された秋の叙勲で、日本とベトナムの文化・経済・医療分野の交流に貢献したとして、ベトナムの総合商社「国際進歩(AIC)」のグエン・ティ・タイン・ニャン会長兼社長(49)が、旭日小綬章を受章した。同社は長年、日本への技能実習生派遣などの事業を手がけている。日本では今月7日、外国人労働者受け入れ拡大を目的とした出入国管理法改正案が参院で可決・成立した。産経新聞の取材に対し、ニャン氏は「日本の労働力不足に対応し、看護師などの人材派遣も検討していきたい」と語った。(橋本昌宗)

 「日本人の信頼を重視する姿、仕事の確実さや効率性、人を尊重する姿に大変感動している。今後も日越の友好協力関係の発展に、さらに貢献したい」

 11月24日にハノイで開かれた勲章伝達式で、ニャン氏はこう喜びを語った。伝達式には、ベトナム政府高官や日本の企業関係者ら約80人が参加。梅田邦夫・駐ベトナム大使が「ベトナムの持続的発展は日本にとって重要。両国のさらなる発展に引き続きご支援いただきたい」と祝辞を述べた。

 ニャン氏が経営するAICは1999年、国外への人材派遣事業を行う企業として創業された。これまでに日本や韓国、台湾などに約2700人を派遣しており、国内でもトップクラスだ。

「私の前世は日本人ではないかと思う」