ドイツ銀CEO、資金洗浄疑惑で 自身が捜査対象とは考えず

 ドイツ銀行のクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は、ドイツ当局による11月下旬の本店など数カ所の捜索につながったマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑捜査について、自身が個人的な捜査対象になると想定していないと述べた。

 警察当局は、タックスヘイブン(租税回避地)の実態を暴露した「パナマ文書」に関連した捜査の一環として、フランクフルト本社や取締役メンバーのオフィスなどを2日間にわたって捜索した。捜査対象にはゼービング氏が4月にCEOに昇格する前まで統括していたプライベート・商業銀行部門の一部であるプライベート・ウェルス担当部署にも及んだ。

 ゼービングCEOは独紙ビルト日曜版とのインタビューで、「パナマ文書が2016年に公表されて以来、われわれは監督当局と緊密に協力し全容を検証した。われわれに関する限り、この問題は終了している」と述べた。

 当局者は今回の捜索に関して、年齢だけ特定して2人が被疑者だとし、捜査の過程で他にもその数が増える可能性があると説明した。ゼービングCEOはビルト日曜版に対し、被疑者とされる行員2人はパナマ文書に詳述された問題への捜査に協力したと述べ、推定無罪が適用されるべきだと語った。(ブルームバーグ David Verbeek)