【近ごろ都に流行るもの】毛皮からボアへ…激動の平成物語る「もこもこファッション」の変遷 (1/3ページ)

「ユニクロ」ボアフリースのテーラードコート(左)とノーカラージャケット
「ユニクロ」ボアフリースのテーラードコート(左)とノーカラージャケット【拡大】

  • 「もこもこファッション」の変遷について解説する、甲南女子大の米澤泉准教授
  • 「ユニクロ」ボアフリースのテーラードコート(左)とノーカラージャケット
  • 「ZARA」で人気のボアコート1万3990円(提供写真)
  • 「ZARA」で人気のボアジャケット1万7990円(提供写真)
  • 羊やプードルの毛並みを思わせるボアフリース生地。下は一般的なフリース生地

 平成最後の冬。この30年間に繰り返されてきた「もこもこファッション」を振り返ると、その変貌ぶりに驚かされる。幕開けのバブル期は女子大生までが華美なミンクなどの毛皮をはおり、ギャル全盛の平成10年代は毛皮としては手頃なラビットファーが渋谷などの街を彩った。そしてこの冬、人気の「もこもこ」は毛皮ではなくエコファー(人工毛皮)からボアフリースへと一気にカジュアルダウン。服は世に連れ世は服に連れ…。単なるファッションではない、意識の変遷が如実に表れている。(重松明子)

 凹凸感のある生地にボリュームのあるシルエットが今どき。イベント運営会社の20代女性が身に付けているコートの素材はボアフリースという。「軽くて柔らかくて動きやすい。仕事で着ていてもラクだし、自宅で洗っても色あせしない」とお気に入りだ。

 世界で計2068店舗(うち日本827店舗)。売り上げ世界第3位のアパレル製造小売り、ファーストリテイリング傘下の「ユニクロ」(本社・山口市)が今シーズン展開する、ボアフリースのコート・ジャケットが世界的にヒットしている。ポリエステル100%は従来の平板なフリースと同じだが、毛足が長く、起毛が巻いたタイプなどでイメージ一新。この秋冬、3種の生地で男女11型を商品化した。

投入から1カ月で完売続出