韓国外相、対日関係改善に意欲

 韓国の康京和外相は16日、ソウルの外務省で韓国メディアを対象に年頭の記者会見を開いた。康氏はいわゆる徴用工訴訟などで冷え込んでいる日韓関係について「懸案を賢明に解決できるよう模索していく」と関係改善に意欲を示した。ただ、徴用工訴訟への政府の対応策については「いろいろ検討している」とだけ述べ、具体的な発表時期や方向性は示さなかった。

 一方、日本政府は9日に1965年の日韓請求権協定に基づく政府間協議を韓国側に要請。30日以内に返答するよう求めたとされるが、康氏は協議に応じるかどうかについても「さまざまな要素を検討して政府の立場を整理していく」と述べるにとどめた。(ソウル 共同)