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■海外語学研修に向け“英語特訓”
≪広島工業大学≫
留学や短期語学研修に参加する学生を支援している国際交流センターは今年度、英語コミュニケーションに特化した事前研修を始めた。従来は学内の英語教員による研修だけだったが、学生の話す力と聴く力を強化しようと、民間の語学スクールからネイティブの講師を招いて“特訓”している。
事前研修は、学年末休業を利用して24日間の日程でアメリカのデラウェア大学の英語短期研修に向かう学生7人が対象。語学スクール「ベルリッツ」から派遣されたネイティブ講師と1対1のロールプレイなどを行い、「ラウンジ」「教室」「図書館」「食堂」など、研修先のキャンパスライフを想定した英会話に挑戦した。現地ではホームステイで過ごすだけに、レッスンに参加した学生は「恥ずかしがらずに思い切って話すことが大切だと実感しました」と手応えをつかんだ様子だった。
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■アジア環太平洋文化遺産保全賞 福島加津也教授ら「功績賞」受賞
≪東京都市大学≫
工学部建築学科の福島加津也教授らの研究チームは、ユネスコが実施する国際的な建築賞「アジア環太平洋文化遺産保全賞」で、「功績賞」を受賞した。対象作品である「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」(1896年建設)は、かつて埼玉県本庄市の絹産業と経済を支えていたが、現行法規に合わせた耐震性能とするため、福島教授らの研究チームによって改修設計され、2017年4月に交流施設として生まれ変わった。同賞は、アジア太平洋地域の遺産としての価値をもつ建造物や場所、遺産の保全、修復の優れた成果について表彰している。