溶融デブリ、初の接触調査 東電福島第1原発2号機 遠隔操作で動くこと確認

東芝エネルギーシステムズが開発した、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内を調査する装置=1月、横浜市
東芝エネルギーシステムズが開発した、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内を調査する装置=1月、横浜市【拡大】

  • 福島第1原発2号機の溶融核燃料接触調査(イメージ)

 東京電力は13日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で溶け落ちた核燃料(デブリ)に触れて、硬さなど性状を確かめる初めての調査を実施した。格納容器側面の貫通部からパイプ型の機器を挿入し、2本の「指」が開閉する遠隔操作の装置で調べた結果、底部に堆積する小石状のデブリとみられる物体を動かすことができると確認した。

 30~40年かかるとされる廃炉作業の中でも最難関のデブリ取り出しの実現に向けた一歩。炉心溶融(メルトダウン)が起きた1~3号機のうち、2号機から先行して取り出す可能性が高まった。調査は同日午前7時ごろから午後3時すぎにかけ実施した。格納容器内は極めて放射線量が高いため、遠隔操作できる装置を使用。原子炉圧力容器の真下にある格子状の作業用足場の脱落部分から、パイプ先端の装置をケーブルで格納容器の底までつり下ろし、デブリに接触させた。

 2011年に炉心溶融が起きた1~3号機の内部には大量のデブリが残る。調査は2号機が最も進んでいる。東電は今回の接触調査を踏まえ、19年度後半に少量のデブリを取り出すサンプリング調査を計画している。