地下鉄の改札で危険物所持検査 国交省が実証実験

改札付近に設置されたボディスキャナで服の下に隠し持ったものの有無を検査するスクリーニング実証実験が行われた=4日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)
改札付近に設置されたボディスキャナで服の下に隠し持ったものの有無を検査するスクリーニング実証実験が行われた=4日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)【拡大】

 国土交通省は4日、東京都千代田区の東京メトロ霞ケ関駅で、乗客の危険物所持を調べる検査の実証実験を始めた。人や物が発する電磁波を検知できるボディースキャナーを改札機付近に設置した。7日までの日程で、1日7時間程度を予定している。

 同省は昨年6月の東海道新幹線車内の殺傷事件や、2020年東京五輪・パラリンピックを念頭に、鉄道の安全強化策を検討。実験では、鉄道駅に検査を導入した場合、スムーズな移動が可能かなど課題を探る。

 実験を委託された警備大手、ALSOK(東京)の担当者は「検査の効率や、さまざまな駅に対応できるかどうかを検証したい」と話した。

 霞ケ関駅では4日午後、実験の模様を公開。スキャナーは、日比谷公園方面の改札機の約2メートル手前に置かれ「エキストラ」が通過するのを警備員がモニターで確認していた。実験は、エキストラが身に着けた模擬の危険物を検知できるか確かめる想定。一般乗客は、検査を受けずに改札機を通過することも可能という。