次作「なつぞら」で大台 NHK朝ドラ100作、人気の秘密は? (1/2ページ)

視聴率も好調なまま、佳境を迎えている99作目の朝ドラ「まんぷく」
視聴率も好調なまま、佳境を迎えている99作目の朝ドラ「まんぷく」【拡大】

 ■家族の姿描く/15分で気軽に/柔軟な制作者

 NHKの朝の連続テレビ小説が、4月1日から始まる「なつぞら」で、通算100作を迎える。テレビの全体的な視聴率低下も叫ばれる中、今も20%超の作品が珍しくない朝ドラ。99作目の「まんぷく」も含め、なぜそれほどまでに人気なのか。(兼松康)

 「どの作品も結果的にホームドラマになっている」。こう話すのは、NHKドラマ番組部の藤沢浩一部長。「まんぷく」の安藤百福など実在の人物にモデルを取る作品もあるが、「家族、特に戦争を挟んだ昭和の家族を描いている。家族は人間関係の最小単位。そこには軋轢(あつれき)も生まれ、物語も動く」と、必然的にホームドラマとなっている。

 最終盤を迎える「まんぷく」は、萬平(長谷川博己)が「まんぷくヌードル」に入れる具材を作るため、フリーズドライ製法に注目。新商品を生み出すため、福子(安藤サクラ)ら家族そろって悪戦苦闘する姿が人気を呼んできた。

 昭和36年の朝ドラ第1作「娘と私」は午前8時40分から20分間、月~金曜、1年間の放送だった。翌年から同8時15分から15分間、月~土曜の放送スタイルが定着。50年の「水色の時」から放送は半年になったが、「おしん」(58年)や「君の名は」(平成3年)など1年間の作品もある。

 全回平均視聴率は最高が「おしん」の52.6%だったが、平成21年の「ウェルかめ」で13.5%まで低迷した。視聴率低下傾向に歯止めをかけたのが、22年「ゲゲゲの女房」からの放送時間繰り上げだった。

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