レオパレス、甘い違法性認識 施工不良対策で後手 第三者委 (1/2ページ)

中間報告を国土交通省に提出し記者会見するレオパレス21の蘆田茂執行役員(左)ら=18日午後、東京都中野区
中間報告を国土交通省に提出し記者会見するレオパレス21の蘆田茂執行役員(左)ら=18日午後、東京都中野区【拡大】

 レオパレス21が18日、施工不良問題に関する中間報告を国土交通省に提出した。同日、東京都内の本社で記者会見した蘆田(あしだ)茂執行役員ら幹部は「中間報告を真摯(しんし)に受け止め、調査や是正を最優先に進める」と陳謝したが、「違法性の認識はなかった」と強調。問題が発覚した当初から、対応の遅れや認識の甘さが批判されていた。

 問題の発端は昨年4月。住戸間を仕切る「界壁」が屋根裏などで設置されていないことを物件オーナーらが独自調査で把握し同社に指摘。同社は多数の未設置物件を確認し、発表した。

 同社関係者は「当初は構造そのものに違法性があるとの認識がなかった」と打ち明けた。だが、その後の調査で、遮音性や耐火性が不十分とみられるケースが相次いで見つかった。

 調査委員会の中間報告でも平成24年ごろ、オーナーによる民事訴訟で、オーナー側が界壁未設置の不備を主張し、社内文書でも弁護士から「この問題に正面から取り組むべきだ」との助言があったとし、昨年4月以前から施工不良を認識していた疑いを指摘された。

 設計図や国基準とは別の素材が使われていた問題では、同社幹部は「本来使用すべき素材よりも価格、性能とも上位で、悪意で行った手抜きではない。安全を軽視する意図はまったくなかった」と釈明する。

続きを読む