「シャネル」を再興したラガーフェルド氏が死去 莫大な遺産は愛猫に? (1/3ページ)

ラガーフェルド氏の愛猫、シュペットのインスタグラムより
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  • ラガーフェルド氏(AP)
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  • ラガーフェルド氏(ロイター)

 フランスの高級ファッションブランド「シャネル」のデザイナーで、「モード(流行)の皇帝」と呼ばれたカール・ラガーフェルドが2月19日、85歳で死去した。白髪のポニーテールにサングラス、黒のグロープ、高い襟がトレードマークのラガーフェルド。長きに渡り、ファッション界を牽引してきた“皇帝”の訃報に余波が広がっている。(杉山みどり)

 ココ=シャネル亡き後の「シャネル」を再興

 ラガーフェルドのデザイナーとしての功績の一つは、「シャネル」を再興したことだ。「シャネル」は、フランスの老舗ファッションブランドで、ココ=シャネル(1883-1971年)が創業。ココ=シャネルが考案した服は、当時女性を締め付けていた「コルセットから女性を解放した」といわれ、発表する服はいずれもセンセーショナルなものだった。デザインだけでなく、喪服であった「黒」をモードに取り入れ、当時男性の下着に使われていたジャージー素材や男性用とされていたツイード素材を女性の服に使用するなど、ココは常に社会現象を巻き起こすファッション界の風雲児だった。シャネルスーツやシャネルバッグは今でも女性の憧れだ。

 しかし、71年にココが亡くなるとブランドは低迷期に入る。この状況を打破したのが、82年にシャネルのデザイナーに就任したラガーフェルドだった。

シャネルに新風