「シャネル」を再興したラガーフェルド氏が死去 莫大な遺産は愛猫に? (2/3ページ)

ラガーフェルド氏の愛猫、シュペットのインスタグラムより
ラガーフェルド氏の愛猫、シュペットのインスタグラムより【拡大】

  • ラガーフェルド氏(AP)
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  • ラガーフェルド氏(ロイター)

 当時、もはや古いイメージのあったシャネルに新風を吹き込んだのだ。シャネルのスタイルを踏襲しながら、鋭い時代感覚と斬新なアイデアを取り入れたデザインで再構築した。

 たとえば、ココは「膝は醜い」と膝を隠すスカート丈に固執してきたが、ラガーフェルドはミニスカートを発表。シャネルの保守的な顧客ニーズに応えながらもポップカルチャーを取り入れ、若い層を取り込むことに成功した。日本では90年代前半に、シャネルの服や小物を好んで身につける女性を「シャネラー」と呼び、社会現象となった。

 シャネルの成功例は他の老舗ブランドにも影響を与えた。グッチやサンローラン、セリーヌなど名だたる老舗ブランドに、気鋭の若手デザイナーの起用が相次ぎ、それは現在も続いている。また、2004年にはデザイナーとしてはじめてファストファッションの「H&M」と提携した。

 細身スーツを着るために42kgの減量

 「シャネル」だけでなく、イタリアの高級ブランド「フェンディ」のデザイナーとしても活躍し、自身のブランドも持った。ファッション界の「皇帝」と異名を取り、70年以上、第一線で活躍してきた。そんなラガーフェルドの定番スタイルはサングラス、グローブ、高い襟、細身のスーツがトレードマーク。

減量も大事