英国から牛肉、23年ぶりに輸入解禁 羊肉も初めてお目見え (1/2ページ)

英国産の牛肉で調理したローストビーフ=東京都千代田区の駐日英国大使館(蔭山実撮影)
英国産の牛肉で調理したローストビーフ=東京都千代田区の駐日英国大使館(蔭山実撮影)【拡大】

  • 英国産の羊肉で調理したラムチョップ=東京都千代田区の駐日英国大使館(蔭山実撮影)
  • 「FOODEXJAPAN2019」で展示された英国産の牛肉や羊肉、豚肉=3月7日、千葉県美浜区の幕張メッセ(蔭山実撮影)

 日本で長い間途絶えていた英国産の牛肉(ビーフ)の輸入が23年ぶりに再開された。1月のロンドンでの日英首脳会談に合わせて日本の厚生労働省が輸入解禁を発表したことに基づくもので、同時に、英国産の羊肉(ラム)の輸入も初めて認められた。畜産業者らによる英国産肉貿易使節団が3月に来日して、英国産肉の特徴や調理を紹介し、日本での消費拡大に意欲をみせた。

 「英国は温暖な気候で豊かな牧草地が広がり、畜産は自然で粗放的な牧草飼育主体の伝統がある。牧草飼料は穀物飼育の肉牛と比べて、食肉中の不飽和脂肪酸(オメガ3)の含有レベルを高めることが分かっており、健康に良い食肉が生産できる。高規格の熟成と安全管理で、風味ある柔らかな食感も生み出している」

 3月4日、駐日英国大使館(東京都千代田区)での「英国産肉に関するセミナー」で、使節団を率いる英国農業園芸開発公社のフィル・ハドリー国際ダイレクターは、英国産肉の特徴をこう紹介した。

 英国産牛肉の日本の輸入は、牛海綿状脳症(BSE)問題で1996年に禁止されて以来。羊肉の輸入は初めてだ。「それぞれの見本が日本に届いたときは歴史を感じた。品質と安全性を確認してほしい」と大使館の担当官。ハドリー氏は「春は芽吹きの季節。それはチャンスを意味する。ぜひ、英国産肉のおいしさを味わってほしい」と訴えた。

 英国産肉は赤身肉の評判が高い。赤身肉が注目されているとはいえ伝統的に霜降り肉の人気が高い日本で、「ヘルシーな赤身肉」が広まることを英国側は期待している。

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