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2018.9.20 05:00

≪図銅キューブ粒子のX線回折パターンと推定された成長過程≫(左)一辺が約500nmの銅キューブ粒子1個からの回折パターンと、そのパターンに位相回復アルゴリズムを適用することによって得られた投影内部構造(差し込み図)。青→緑→黄→赤→白順に内部の密度が高くなる。(右)銅キューブ粒子は、その外形がキューブ形状へ成長すると同時に、内部構造は高密度領域(灰)を中心に非一様に成長していき、キューブ形状の外壁が完成すると、成長核となる界面活性剤と銅粒子の複合体は外に出ることができず、内部構造は密度分布に偏りを持ったまま成長が止まると考えられる。その結果、上図のような投影電子密度が観察される。

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