清原和博被告の初公判 「間違いありません」と起訴内容認める

2016.5.17 14:55

 覚醒剤を使用したなどとして、覚せい剤取締法違反(使用、所持、譲り受け)の罪に問われた元プロ野球選手、清原和博被告(48)の初公判が17日午後、東京地裁(吉戒純一裁判官)で始まった。清原被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 公判には元プロ野球選手で親交のある佐々木主浩さん(48)が弁護側の情状証人として出廷。検察側が論告求刑し、即日結審する見通し。

 東京地裁によると、20席用意された一般傍聴席に対し、3769人の傍聴希望者が集まった。倍率は約188倍だった。

 清原被告をめぐっては今年2月、警視庁が東京都港区の自宅マンションを家宅捜索し、覚醒剤の所持容疑で現行犯逮捕。その後、東京地検に所持と使用、譲り受けの罪で起訴された。3月に保釈保証金500万円を納付し、保釈された。

 起訴状によると、清原被告は今年2月、自宅マンションで覚醒剤を使用した上、覚醒剤約0・2グラムを所持。また昨年9月ごろ、群馬県みどり市の無職、小林和之被告(45)=同罪(譲渡)で公判中=から同県内で覚醒剤1・2グラムを8万円で譲り受けたとされる。

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