抗がん剤の承認基準に疑問

 

 欧州で2009~13年に承認された抗がん剤48種(68適応症)について、患者の延命や生活の質向上に役立ったかを英ロンドン大などのチームが論文などで検証したところ、明らかに有用と確認できたのは35適応症(51%)にとどまった。

 米国でも同様の研究報告があり、関心を呼びそうだ。英医学誌BMJに論文が掲載された。

 薬は臨床試験で安全性と有効性が認められたものだけが販売承認を受けるが、抗がん剤の延命効果の証明には時間がかかるため、がんの縮小など代替の指標で効果を評価することが多い。チームは「承認基準を見直すべきだ」とした。