琵琶湖疏水観光船が来春復活 67年ぶり

 
新たに琵琶湖疎水を運航する観光船が披露目され、門川大作京都市長や越直美大津市長らが蹴上から大津まで試乗した=滋賀県大津市

 琵琶湖の水を京都に引くために築かれた水路「琵琶湖疏水(そすい)」を運航する船が67年ぶりに観光船として復活することになり、新造された船が22日、お披露目された。京都市山科区の蹴上船場と大津市の三井寺付近を結ぶ7・8キロを往復する。

 観光船は全長7・5メートル、幅2・1メートルで、12人乗りの屋形船2隻。来年3月29日に運航を始め、11月28日までの間、春秋の観光シーズンの週末を中心に計82日営業する。所要時間は蹴上-大津の上りが35分、下りは55分。

 琵琶湖疏水は明治23年に建設され、京都市民の生活を支えてきたが、陸運の発達により昭和26年に船運は途絶えていた。今回の運航復活は、疏水を観光資源として活用し、京都市中心部に集中する観光客を山科、大津方面へ環流させる狙いがある。

 船は京都市が所有し、両市と各観光協会などからなる協議会」が事業主体となる。門川大作京都市長は「あまり知られていない山科を新たな観光名所としたい」、越直美大津市長は「これを機に京都に来る人に大津にも足を運んでいただきたい」と話した。