来年から猫よけ器無料で貸し出します 栃木・矢板

 
矢板市で市民に貸し出される猫よけ器

 栃木県矢板市は来年1月、猫による糞尿(ふんにょう)被害に悩む市民のために猫よけ器(超音波発生装置)の無料貸し出しを始める。県内自治体では初の試み。市には猫の糞尿被害の苦情が寄せられているが、市では対策が難しいとして、試用として猫よけ器を貸し出し、効果があった場合は購入を検討してもらう。

 同市によると、猫の糞尿などの苦情は平成28年度、20件近く寄せられた。「近くで野良猫に餌をやる人がいる」との声もあり、近隣トラブルに発展しかねない状況だ。

 猫よけ器は電池で猫の嫌がる超音波を発生させ、猫を遠ざけるという。同市は2種10台(1台5千円)を用意し、年度ごとに1世帯2台まで、最長14日間貸し出す。貸し出し料は無料。超音波は扇状に広がり、庭などに設置すると、1、2週間で効果が期待できるという。

 1月4日から受け付ける。同市は「野良猫でも根拠がないと捕獲できず、餌やりを条例で規制することも動物愛護の観点から難しい。各自で対策をお願いしている。効果があった場合は購入を検討してもらいたい」としている。(伊沢利幸)