【Luxeな日本~地元発】「隠し金山」でゴールドラッシュ体験 鈴木春花
日本で初めて体系的な金の貨幣制度を整えた戦国武将といえば、武田信玄。その隠し金山とされる山梨・湯之奥金山で金を採る体験ができる! 下部温泉郷入り口にある体験型学習施設「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」の砂金採り体験だ。
同館オープン以来20年以上にわたって人気ということで、試してみると、作業はそれほど難しくない。大きな水槽にパンニング皿と呼ばれる皿を入れて底の砂をすくい、水の中で何度も何度もふるい分けると、比重の重い金だけが残るのだ。
皿はかなり傾けるので、砂と一緒に金も流してしまうのでは、と不安になる。だが、最初に水平の状態で皿を揺らし、金を底の方に沈めておくことで、垂直近くまで傾けても流されるのは砂だけになるのである。
初心者でも5粒程度は採れるように指導してくれる。体験時間の30分で60粒以上採る人もいるらしい。ちなみに私は初挑戦で7粒ゲット。砂の中からキラッと光る金を見つけた瞬間は格別だ。
採った砂金は持ち帰り可。何度も訪れて採り貯め、純金製の指輪を作る人もいるのだとか。料金は大人700円、中学生600円、小学生以下は500円。温泉も楽しめるゴールドラッシュはいかが?
【luxe(リュクス)】 フランス語で元の意味は「贅沢」。最近は優雅で上品でありながら、洗練された贅沢なもの・ことなどの意味で使われる。
<プロフィル>
すずき・はるか テレビ山梨出身。現在はテレビ・ラジオ、講演会、司会などで活動。狭山茶の産地・埼玉県所沢市出身の縁で日本茶アンバサダーとしてエッセイ連載中。
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