収入だけが動機じゃない?! 「副業社員」のホンネに迫る

 
副業する際に1日で最も稼働する時間帯

 副業人材紹介のシューマツワーカー(東京)は、副業をしている会社員の実態や課題に関する調査を行った。「本業との両立」に悩む人が最も多い一方、副業したい企業については、給与の高さだけでなく新しいことへのチャレンジを重視する傾向が浮き彫りになった。

 同社は平日の夜や土日など空いた時間に副業で働きたい人材を企業に紹介する「シューマツワーカー」というサービスを実施しており、副業している会社員を「副業社員」と呼んでいる。

 同社は今年9月、そのサービスに登録している副業社員ユーザー112人にアンケート調査を実施した。

 「副業をする上での課題」(複数回答)については、「本業との両立」と答えた人が36%でトップだった。「健康面」「税金や確定申告」がともに16%で続き、「本業にバレたくない」と回答した人も11%いて、副業社員が本業への影響を懸念していることが見て取れる。一方で、「家族や恋人からの不満」は2%にとどまり、プライベートな問題に関して副業をあまりネガティブにはとらえていない様子がうかがえる。

 「副業をする際に最も稼働する時間帯」は、「週末」(35.7%)が最も多かった。次いで、「平日の夜(19時~23時)」が25.0%、「平日の深夜(0時~5時)」が14.3%と続いている。

 さらに副業する際の「稼働スタイル」についての質問では、「平日も休日も作業する」(43%)が最も多く、「休日に集中して作業する」(32%)、「平日の夜に集中して作業する」(25%)の順だった。時間をまとまって取りやすい休日をベースにしながらも、本業の終業後も活用している人が目立つようだ。

 また、「副業がスキルアップに直結していると思うか」と聞いたところ、約半数の46.4%が「はい」と前向きに回答。「いいえ」が39.3%、「わからない」が14.3%だった。

 「はい」と答えた人に理由を聞くと、「本職では使っていない技術に関われるから」「希望している将来のキャリアに直結するから」といった答えが返ってきた。

 そして、「副業したいと思う企業の特徴」については、「新しいことに挑戦できる」(30%)が最も多く、「給与が高い」(27%)を上回った。「副業の経験が本業に生かせる」も13%あった。

 シューマツワーカーでは「収入を補う目的だけではなく、自己成長や経験などを優先的な目的としていることが見て取れる」と分析している。(SankeiBiz編集部)