【デキる男は住まいから】お父さんの好感度がもっと上がる「たった5分の家事シェア術」
共働き家庭が増え、家事もやらなきゃなあと思っているお父さんたち。パナソニックが2017年に行ったライフスタイル調査(30~40代夫婦、2742人対象)によると、「夫は家事を分担したいと思っているができていない理由」の第1位は“家事を分担する時間がない”、第2位が“他のことがしたい”というものでした。どうしても家族と時間がすれ違ったり、帰宅してから家事をする気力が無いという方も多いのが現実。そこで今回は、たった5分やるだけでお父さんの好感度がもっと上がる秘策をご紹介したいと思います。(香村薫)
毎週末のお父さんテスト
家事シェアというと、掃除や洗濯をシェアするものだと考えがちですが、子育ても家事の一環としてとらえてみてはいかがでしょうか。
子どもが今、学校でどんな勉強をしているのか?を知るだけでも家族からの評価はグッとあがります。
そんな中、我が家が実践しているのが毎週土曜日の「お父さんテスト」です。お父さんが子供の学習状況を見ながら20問程度のテストを作って子供に解かせます。
我が家では90点以上を取ると翌週分のおこづかいがもらえる制度にしたため、子どもも毎週楽しみにしていますよ。
やることリストを書く
連休などのタイミングの前に「家の中で気になるところ、困っていることはない?」を家族全員からヒアリングしてリスト化します。
例えば2018年の年末に作ったリストがこちら↓
家族全員が家の中で気になっていることを挙げて、担当者を決めて取り組みました。
こうすることで家の中を見直すきっかけにもなりますし、家族のコミュニケーションが取れてチームとしての結束がさらに強くなること間違いナシです。
毎日5分の家計簿づけ
我が家ではお父さんが家計簿をつけています。
家計簿をつけようと思うと、例えば子供がどんなことにお金を使いたいのか、数年後はどんな暮らしをしたいのか?を家族で話合うきっかけになるのです。その中心にお父さんがいるということが重要なのです。
プチDIYをする
大がかりな大工仕事でなくても大丈夫です。ちょっと修繕をする、少し壁紙を塗り替えるといったDIYを最初の5分やるだけで家族からの「お父さんすごいな~」という尊敬を得ることができます。
注意すべきはお父さんが中心になってはいけない、ということです。張り切ってあれもこれもこだわりをみせてしまいがちですが、あくまでも主役は子供たち。準備と最初の5分のやり方部分だけ先導してみてください。
DIYは暮らしをよりよくするための手段ですので、妻からの尊敬の念も得ることできますよ。
今より5分早く帰宅する
家事をすることばかりが家事シェアではありません。「少しでも早く帰れるように頑張る」という姿勢をみせるのも家事シェアの一歩になります。妻からしてみると、特に何かしなくても家に夫が居てくれるだけで安心するものです。
我が家では、夫が早く帰れる日は駅まで子供とお散歩がてら迎えに行くのが習慣になっています。
本日ご紹介した5つの項目はどれも5分程度でできる家事シェアばかりです。
ぜひ効率よく家族への印象アップが効果的な家事に取り組んでみてはいかがでしょうか。
参考になりましたら幸いです。
【プロフィル】香村薫(こうむら・かおる)
ライフオーガナイザー
大学卒業後、トヨタグループ会社に入社。そこで学んだトヨタメソッドを家事に応用した「トヨタ式おうち片づけ」を提案。片づけサポート業務「ミニマライフ.com」を起業。全国での講演活動、個人宅での片づけサポートを行う。著書に「トヨタ式おうち片づけ」「トヨタ式超ラク家事」(ともに実務教育出版)「トヨタ式家事シェア」(主婦の友社)がある。NHKをはじめTVや新聞・雑誌などメディア出演多数。
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【デキる男は住まいから】はライフオーガナイザーでミニマライフ.com代表の香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。
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