【節約家計簿】夏のボーナス期 住宅ローンを見直そう
6月、7月は夏のボーナスの時期。使い道、ため方はどのような予定でしょうか。このタイミングでぜひ見直したいのが、住宅ローンです。返済中の人はいつまで返し続けるのか確認しましょう。定年後も働き続けるとしても、60歳以降は収入減が予想されるため、60~65歳くらいには完済したいものです。
住宅ローンを見直す主な方法は、繰り上げ返済、条件変更、借り換えがあります。
繰り上げ返済を検討するときは、まず借りているローンの繰り上げ返済手数料と最低金額を確認しましょう。最近は手数料無料でいくらからでもネットで手続きできる銀行があります。そういうタイプなら普段から1万円でも2万円でも少しずつ返済が可能です。手数料が数万円かかる場合は、ある程度のお金をためてから繰り上げ返済したほうがいいでしょう。
繰り上げ返済は、できるだけ返済期間を短くして、利息の支払いを減らすために行うので、返済額軽減型(毎月の返済額は減るが、返済期間は変わらない)ではなく、期間短縮型(毎月の返済額は変わらず、返済期間が短くなる)を選びます。
まとまったお金はないが、毎月もう少し多く返済できそうな場合は、毎月の返済額を3000円、5000円など増やす条件変更の手続きをしましょう。毎月の返済額を増やせれば、その分、返済期間が短くなります。
まだ1.5%以上の金利で借りている人は、別のローンへ借り換えることでメリットが得られる可能性があります。オンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」(https://www.mogecheck.jp)では、現在のローン条件を入力すれば、借り換えでどのくらいメリットがでるか、無料で試算できます。
ただし、働き方改革で残業代が減ったり、教育費がかかったりする家庭は、無理して繰り上げ返済すると手元資金が足りなくなる場合もあるので要注意です。(マネーライター 生島典子)
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