膝関節の摩擦音軽減に着目 ゼライス 機能性表示食品を来月発売
ゼラチン、コラーゲン商品の製造販売、ゼライス(宮城県多賀城市)は6月から、日常生活で生じる膝関節の違和感(摩擦音)を軽減する機能性表示食品「摩擦音ケアにひざ年齢」を発売する。独自開発した新成分「コラーゲントリペプチド」を配合。皮膚や関節軟骨などに効率的に取り込まれ、コラーゲンやヒアルロン酸を作り出すのを支援する。
コラーゲントリペプチドは3つのアミノ酸成分から構成され、再生医療に利用可能な医療用ゼラチンの開発工程で見つかった。同社が動物を使って観察したところ、コラーゲントリペプチドの経口摂取により軟骨の摩耗・消失が軽減されたという。人への臨床試験でも、コラーゲントリペプチドを摂取した方が、膝の摩擦音の軽減する効果があることが分かった。
スティック(4グラム)1本当たりに、コラーゲントリペプチドを130ミリグラム含む。スティック30本入りの価格は4100円。ゼライスが昨年11月、40~70代の膝に違和感のある男女400人を対象に、痛みや音に関する調査を実施。「痛みはないが、膝を動かしたときに音や違和感がすることがある」という質問に対し、「かなりそう思う」「思う」と答えた人の割合が計90.4%あった。
医療法人社団遼山会関町病院の丸山公院長によると、膝のトラブルの始まりは「ポキポキ」「ギシギシ」などの摩擦音だという。正常な膝軟骨は、関節液に浸っているため摩擦抵抗が少ないが、加齢などが原因で水分量が減ると摩擦で抵抗が大きくなり、膝軟骨が摩耗して音を感じるようだ。丸山氏は「米国の調査研究では、膝関節の音の頻度が高いほど、変形性膝関節症である確率が高いことが示されている。その予防に膝の音は重要なアラームの一つとして認識すべきといえる」と指摘する。