いよいよ夏休みがスタート! 子供達にとっては一生に一度しかない今年の夏休み。どうせなら、宿題はしくみを作ってサッと取り組めるようにして、遊びは心に残る体験をしてもらいたいものですね。思い出に残る夏休みにするべく、ここはお父さんの出番です!
子供が楽しみになるチャレンジを
我が家では、最初に子供達に「どんな夏休みにしたいか?」をヒアリングすることから始めています。子供の意見をもとに、お父さんから「こんなことにチャレンジをしてみては?」と“体験のプレゼント”を提案し、子供と一緒に計画を立ててみてはいかがでしょうか?
2017年マイナビウーマンの調査によると「夏休みに親が子供にやってもらいたいこと」として下記5つが挙げられたそうです。
- 自然を身近に感じてほしい ⇒ 自然体験(山登り、川遊びなど)
- 豊かな感性を育てたい ⇒ ワークショップ(アートや工作など)
- 協調性や社会性を身に着けてほしい ⇒ 子供達だけのサマーキャンプ
- 自立心を刺激したい ⇒ こどもの一人旅(祖父母の家にお泊りなど)
- 親子で共通の趣味を持ちたい ⇒ 親子でスポーツ(ゴルフ、釣り、テニスなど)
どれも子供にとって大切な思い出になること間違いナシですね。
例えばこの夏、我が家の長男(小4)は“祖父母の家まで一人で行く”という目標を立てました。電車と新幹線を乗り継ぎ片道4時間の道のり。一人で電車に乗ったことが無い長男にとってはなかなか思いきった目標です。
そこで、本人のやる気が満ち溢れているうちに、予定をスケジュール化します。当日の予定はもちろんのこと、それまでに何をすべきか? を話し合い、帰省の途中までのルートで3回の予行練習をおこなう計画に。荷物の準備、買い出しの日もスケジュールに落とし込むことで、ハードルの高い目標への不安が取り除けたようです。
スケジュール表は、低学年のうちは紙に書きます。
高学年からはパソコンのローマ字入力を教え、エクセルを使って記入するとよいですね。自然とエクセル操作も覚えられるので一石二鳥です。
宿題の仕組み化
続いては宿題の計画です。子供が小学校低学年の間は、子供だけでは「全体量の把握」と「ペース配分」がわからないことがあります。そこはお父さんがフォローしてあげるといいですね。これこそまさに「名もなき家事」。お母さんから感謝されるに違いありません!
といっても、やることはそう難しくありません。
全体量の把握
宿題が何種類あるのか? を「見える化」します。このようなファイルケースに種類別に分けた宿題を差し込むだけでOK。
5分もあればできます。
ペース配分
宿題の中には「途中の出校日までに終わらせる宿題」「最後の5日間にやる宿題(夏休みの感想など)」というように期限があるものがあります。
宿題となると、細かくスケジュール化したいお父さんの気持ちはよくわかるのですが、子供の性格によって「毎日コツコツやるタイプ」と「やるときは一気にタイプ」に分かれがち。ここは子供のやり方を尊重し、うまくスケジュール化へと誘導します。
「この宿題はお盆休みまでに終わらせよう。8/9にお父さんがチェックするね」と、締め日だけをきっちりと決める「お父さんチェック日」を作ることをおススメします。
また、宿題については、「宿題の置き場所」が重要。視界に入りやすい場所を選び、やる気があるときにサッと手に取れるよう収納してあげるとよいですね。鉛筆や消しゴムもセットで置いておきましょう。
40日間の夏休み。身近で見ているお母さんにとっては、予定通りに進まない子供にイライラ!!とストレスの山になりがち。そんなときに、お父さんが宿題の状況や子供のスケジュールを把握してくれているなんて、お母さんからすると夢のような話です。ぜひ取り組んで頂けると嬉しいです。
【デキる男は住まいから】はライフオーガナイザーでミニマライフ.com代表の香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら