デキる男は住まいから

妻では片づける事のできない「夫の3つの所有物」 お盆期間にぜひ整頓を

香村薫

 普段からおうちの片づけは妻にまかせっきりという方、この連休にご自身にしかできない場所を片づけてみませんか? 私は専門家としてご依頼主のお宅の片づけをたくさん手掛けてきましたが、「ここは夫の管轄だから…」と奥さまが手を付けられずに困惑する場面を何度も見てきました。今回はプロが同席しても片付けが進まない「夫の3つの所有物」に着目して解決法を提案します。

 パソコン・デジカメなどのデジタル家電

 まず1つ目の所有物は、付属品の多い「デジタル家電」です。妻や子供にとってはカオス!全くわからない領域です。まずは全て出して種類別に分けることからはじめましょう。

 このとき、グループごとに色シールで「見える化」するのがオススメ。シールを貼るなら子供達も喜んで手伝ってくれますね。

 デジタル家電を片づけていると「よくわからない付属ケーブル」というのがでてきます。これだけは「とりあえず置いておく」と放置せず、置いておくなら何に使うのかを決めて、同じように用途がわかるようシールを貼りましょう。

 取扱説明書類

 2つ目の「取扱説明書類」も、量が多くて悩ましい書類です。購入時は大切に置いておくものの、本当に家電が壊れたらまずはネットで検索する、というのがリアルな光景。それも踏まえて必要な情報をサッと取り出せるように片づけておきましょう。

 (1)家電ごとに分ける

 説明書を家電ごとに分けていきましょう。すでに処分している家電の説明書はその場で処分します。

 (2)ネット上にPDFで説明書があるかどうかを確認

 ネット上で説明書が見られるなら紙の説明書は必要ありません。今ではほとんどの説明書がPDFで保存されていますので、紙は処分しましょう。

 (3)必要なのは「型番」「購入日」「保証書」

 必要な情報がサッと取り出せるように、テープで貼り付けて保証期限を貼り付けておくとよいですね。赤字で保証期限を書いておくとわかりやすいです。このあたりも家族で分担して行うとスムーズに進みます。

 夫の本

 3つ目は「本」です。こちらはプライベートな領域なので、他の家族はなかなか手が出せません。嵩張る上に重たいものなので、これを機に見極めていきましょう。

 (1)ジャンルで分ける

 例えば、「小説」「自己啓発」「語学学習」「趣味の車雑誌」というようにジャンルで分けることから始めてください。自分がどんな本を購入する傾向があるのか?を知っておきましょう。

 (2)自分の中で重要度の低いジャンルから順番に書籍を手に取りパラパラとめくってみてください。このとき「自由時間が少ない自分が、貴重な時間を使ってこの本を読み返すだろうか?」を考えて残すかどうかを決めます。

 (3)「いつか必要になるかもしれない」という本に関しては、「図書館で借りられるかどうか」をひとつの指針とするのも手です。必要な個所だけを写真に撮ったり部分的に切り取って保管するという手もありますが、見返す頻度が低いと、切り取ったこと自体を忘れるケースをよく目にします。切り取ってファイリングする作業は思っている以上に時間を要しますので、頻繁に見たい情報かどうかをよく考えてから着手することをおススメします。

 (4)最後に収納場所を考えます。すべてをひとつの本棚に置くのではなく、例えば

  • 「趣味の雑誌」はリビングで
  • 「仕事で使う本」はPCの近くに

 といったように使う場所に合わせて収納場所を確保するとよいでしょう。

 以上3カ所、お片づけの参考になれば幸いです。

香村薫(こうむら・かおる) 片づけの専門家
ライフオーガナイザー
大学卒業後、トヨタグループ会社に入社。そこで学んだトヨタメソッドを家事に応用した「トヨタ式おうち片づけ」を提案。片づけサポート業務「ミニマライフ.com」を起業。全国での講演活動、個人宅での片づけサポートを行う。著書に「トヨタ式おうち片づけ」「トヨタ式超ラク家事」(ともに実務教育出版)「トヨタ式家事シェア」(主婦の友社)がある。NHKをはじめTVや新聞・雑誌などメディア出演多数。

【デキる男は住まいから】はライフオーガナイザーでミニマライフ.com代表の香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら