【書評】『逆説の長寿力21カ条 幸せな最期の迎え方』名郷直樹・著

 

 ■頑張らず気楽に楽しく生きる

 たいした病気もなく元気に過ごしていたのに、ある日突然、ぽっくり亡くなる「ピンピンコロリ」を理想とする人は多い。しかし、家庭医として300人以上の高齢者をみとってきた著者は、「ピンピンコロリで死ぬのは東大に入るよりも難しい」と指摘。70代、80代になってもなお、より健康になるために頑張る人たちに、「食べたいものを我慢しなくてもいい」「もっと気楽に、楽しく生きよう」と呼びかける。

 どんなに寿命が延びても、人は必ず老いて不健康な状態になり、衰弱して死ぬ。それが自然で当たり前であることに気付かせてくれる。(さくら舎、1400円+税)