新型肺炎でいじめが5件発生 鴨川市 「友人がコロナウイルスと言われていた」

 
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 千葉県鴨川市教育委員会は4日、新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国湖北省武漢市から帰国し、陽性が確認された邦人が市内の病院に入院していることなどを受け、市内の小中学校でアンケートを実施した結果、コロナウイルスに関するいじめが5件あったと発表した。

 市教委によると、3日に小学校7校、中学校3校で実施。「コロナ(ウイルス)にかかっている」とからかわれたとの内容が小学校で3件、中学校で1件、「友人がコロナウイルスと言われていた」というのが小学校で1件あった。家族が病院関係者であることを理由とするいじめはなかった。

 いじめ以外では「お母さんが(入院者のいる)病院で働いているので、うつらないか心配」や「かかったら死んでしまうかと思っていた」などとの記載もあったという。