4月から暮らしのスタイルが変わる方が多いかと思います。毎日のリズムがつかめるようになるまでは、時間の管理もスムーズにいかずイライラしがち。今回は、そんなバタバタする時期にこそオススメの、家族みんなが笑顔になれる最新家電を2つご紹介します。
1.SONYのスマートホームサービスMANOMA(マノマ)
最初にご紹介するのはSONYから発売されているMANOMAというスマートホームサービスです。プランが2種類あるのですが、オススメは月額3980円のトータルプランです。
このトータルプランに申し込むと…
・ホームゲートウェイ (アレクサ搭載・wifiルーター機能付き)
・キュリオロック (スマホでの鍵の解施錠)
・子供のスマートタグ
・室内カメラ
・家電のオート操作
の機器が付属となります。どれかを単品で買おうと思っていた方にはチャンスです。この中で、私が特に強くアピールしたい機能が、キュリオロックと室内カメラです。
《キュリオロック》
家の鍵のつまみ部分を覆うように両面テープで機器を装着するタイプなので、賃貸でも可能です。これにより、スマホから鍵の開閉が可能になります。
ハンズフリーにも対応しているので、例えば両手に荷物を持ちながらバッグの中から鍵をゴソゴソ探していた煩わしさからも解放。今はスマホを携帯しながら玄関前に立つだけで、鍵を自動で解施錠できるようになり、すごくラクになりました。これは一度体験するとやめられません。
また、小学生くらいの子供に鍵を持たせるのって不安ですよね。キュリオロックがあれば、子供が家の周辺に来たらスマートタグが位置を察知し、親のスマホに通知を送ることができます。それを見て親がスマホで鍵を開ける、なんてこともできますよ。
《室内カメラ》
非常にコンパクトな室内カメラを家の中に設置します(監視カメラのような機器ではなく、手のひらよりも小さくスタイリッシュな装置ですのでご安心ください)。このカメラを使ってスマホからMANOMAアプリで室内の様子を見ることができるんです。
親の不在時に子供が帰宅したら、カメラを起動する設定にしておけば、「一人で困っていないか?」など映像で確認することができます。また、このときに外出先の親のスマホを通じて、室内と音声コミュニケーションをとることができるんです。
実際、キュリオロックと室内カメラがあって本当に助かった!と感じた出来事があったのでご紹介します。その日、私は子供の帰宅時間までに家に居るはずが、電車が遅延していてどうしても帰宅が間に合わない!という状況でした。子供と連絡を取る手段も無く、子供は家の鍵を持っていない、どうしよう!というときに…
親:(子供の帰宅直前に)スマホのキュリオロックで鍵を空けておく
子供:帰宅したら鍵が開いていたので部屋に入る
親:スマホを通して室内カメラの映像で子供が入ったのを見たら、キュリオロックで鍵を閉める
子供:「おかあさ~ん、あれ? いない?」
親:スマホを通して室内カメラに向かって「ごめん!今駅なんだけど電車が止まってて…あと30分ほど待っててもらえる?」
子供:「は~い」
となったのです。これ、すごくないですか? もちろん、家族以外の侵入者を検知する機能としても使えますし、ペットがいる、高齢者がいるご家庭にも簡易的なセキュリティ機器として使えると思います。
2.お掃除ロボット「ルンバi7+」
言わずと知れたルンバ。持っていない人の中には、「スティック型掃除機でじゅうぶん」という方もおられるのではないでしょうか。実は我が家も長年夫婦そろって「別にお掃除ロボットじゃなくても…」と思っていました。今回我が家にやってきたルンバi7+を使ってみて、お掃除ロボットはスティック掃除機には無い凄さがあることを体感したので、4つのメリットをご紹介させてください。
(1)自動充電・自動ゴミ収集ができる
一番驚いたのが、スティック掃除機では当たり前のように自分がやっていた「充電」と「ゴミ捨て」をロボットが自動でやってくれること。ルンバが自身の状況を判断してステーションに戻り、充電やゴミ吸引を行います。これにより人の手によるゴミ捨ては月に1度程度でOKなんです。
(2)掃除レベルの「見える化」ができる
スティック型掃除機が「見えているゴミを吸い取る」ものであるのに対して、「見えないゴミまで吸い取る」というのがルンバの印象です。実際に我が家ではルンバが毎回90分間ほど動き回っています。動いた履歴は画像の緑色部分で「見える化」でき、スティック型掃除機で掃除するよりもはるかに丁寧!という印象です。
(3)家族が床にモノを置かなくなる
我が家は毎朝9:00にルンバを動作させるようにルールを設定。そうすると、出かける前に家族が床に落ちている自分のモノを片づけるようになりました。小さいオモチャやスマホの充電ケーブルなどがルンバにとって故障の原因になり得ることを知ってからは、そういった細かい点も個々が意識しチェックするようになり非常に助かっています。
(4)ルンバはもはや家族の一員
“愛着が湧く”とはまさにこのこと。家族みんなルンバが動くのを楽しみにしています。アレクサを導入したときも家族が増えたように感じましたが、こちらは動作する分、ペットのような親近感。実際に子供たちはルンバが動くと大興奮!「どうやってこの壁をよけているんだろう」とジーッと観察するのが楽しいのだそうです。
今回ご紹介したMANOMAとルンバi7+を連動させて、音声でルンバを始動させることもでき、ますますスマートホームが加速しますね。お母さんのイライラを軽減するとともに、私の家族に大人気の最新家電、よかったら参考にしていただけると嬉しいです。
【デキる男は住まいから】はライフオーガナイザーでミニマライフ.com代表の香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら