突然ですが皆さんはスマートフォンのアプリをいくつ持っていますか? モバイルマーケット白書2019(App Ape)によると、日本人のスマホ1台あたりの平均保持数は99個。その中で実際に使っているのは38個。約37.7%の使用率という結果が出ています。
保持アプリ・使用アプリの数は年々増加しており、1年前と比較すると、保持アプリが平均13個増加、使用アプリが平均9個も増えているのだそうです。確かに私自身も、モバイル決済アプリや接触確認アプリなど、ここ数カ月間を遡るだけでも多くのアプリをダウンロードしています。スマホ市場の拡大に伴い、この数はますます増えそうですね。
もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回のテーマは「スマホのホーム画面の整理」についてです。執筆しようと思ったキッカケは、チラッと見えてしまった夫のホーム画面が驚くほど乱れていたからです。
夫は整理整頓が得意なのですが、▼ホーム画面が何ページにもわたって、アプリのアイコンで埋め尽くされている▼アプリアイコンの右肩部分(通知バッジ)の赤字の未読件数が多すぎる、と気になる箇所が沢山。もしかしたらモノの片付けが得意な方でも、我が家の夫のようにスマホのホーム画面の片付けができていないお父さんが意外といらっしゃるのでは? と思ったのです。
少し想像して頂きたいのですが、皆さんは他人のスマホのホーム画面が見えたときに、アプリの未読件数が3桁もある場合、「この人ってだらしない人なのでは?」「返信が遅い人かも?」という印象を受けませんか? 実際はキッチリしていてレスポンスも早い人が、こんなことでマイナスの印象を与えてしまうのは非常にもったいないですね。今回は片づけの中でも、自分にしかできない、しかも短時間で終わり、その後の操作ストレスが激減するスマホ画面の片付けについてご紹介します。
スマホアプリの数を数えてみましょう
まずはスマホアプリの数を数えてみましょう。日本平均を参考に自分のアプリ数が多いのか少ないのか? を把握しましょう。また、現状使っていないアプリはこの段階でアンインストールしましょう。
自分がよく使うアプリが分からない場合は「スクリーンタイム」でアプリの使用頻度を可視化するとよいでしょう。また、iPhoneの場合は「非使用のAppを取り除く」という設定をONにしておくと、使用していないアプリは自動的に取り除かれる(完全にデータが消去されるのではなく、再インストールしたときに過去データを引き継ぐので安心)、という機能もありますので使ってみてはいかがでしょうか?
ホーム画面を整えましょう
ホーム画面が何ページにも及んでいる方は、ぜひ1画面に収めるよう努力しましょう。そのために、アプリの《フォルダ分け》《ドッグの活用》《余白》を意識してトップ画面を作っていきます。
《フォルダ分け》
自分で一からフォルダ分けをするのは大変なので、モバイルマーケット白書2019の使用頻度別にカテゴリを利用して分けるとスムーズです。
<ランキング順>・・・<アプリの例>
1.ツール・・・・・・・・・・・・・設定画面、アプリストア、電話、ウォレットなど
2.通信・・・・・・・・・・・・・・ショートメッセージ、メール、ブログ、Twitter、Instagram
3.ライフスタイル・・・・・・・・・アクティビティ、接触確認アプリ、天気
4.仕事効率化・・・・・・・・・・・チャットワーク、マインドマップ、パワーポイント、Zoom
5.ゲーム・・・・・・・・・・・・・ご自身が使っているアプリがあれば。
6.ショッピング・・・・・・・・・・Amazon、楽天市場、メルカリ
7.動画プレーヤー・エディター・・・Amazon Music、Apple Music
8.写真・・・・・・・・・・・・・・写真、InShot、iMovie
9.ニュース・雑誌・・・・・・・・・Smart News、Yahoo! ニュース
10.ファイナンス・・・・・・・・・・Yahoo!ファイナンス、マネーフォワード
これら10個のフォルダを作成し、それぞれのフォルダに9個のアプリを入れると、一画面で90個すべてを表示することができる計算になります。ただ、カテゴリによって対象アプリが多いものがありますので、その場合は、フォルダ内で2ページ化しましょう。
フォルダ名をスタイリッシュにしたい人は下記写真のように英語表記がオススメです。また、文字の前に絵文字などを追加すると、ひと目で判断できるようになりますよ。他にも、少し上級者向けですがアプリの色(赤・白・青など)でフォルダ分けする人も。いずれにせよ、フォルダ名に統一感を持たせると、見栄えが良くなります。
使わないアプリは「使わない」フォルダへ。いつか使うかも? と思いながらも消せないアプリは、「ゴミ箱」や「月末に消去」というフォルダを作っておくのもよいですね。
私はフォルダ分けを推奨していますが、なかには全てのアプリをワンタッチで起動させたいため、「フォルダ分けしたくない!」という方もいらっしゃいます。そういう方は、アプリを優先度順に並べ、入りきらなくなったら次のページへ…と配置するのもよいでしょう。ただ、一見煩雑に見えたり、使いたいアプリを探すのに時間を要することも。このあたりは個人差があるので自分の価値感を明確にして、何に重点を置くか? を決めたいところです。
《ドッグの活用》
よく使うアプリは画面一番下の段に「ドッグ」として置いておくことができます。自分の使用頻度や緊急時にとっさに使いたいアプリなどを置いておくとよいですね。個人的には、チャンスを写真に収められるように“カメラアプリ”や、緊急事態に電話をするときの“でんわアプリ”などがオススメです。
《余白について》
余白の多さは心の余裕につながるので、多めにとるように心がけましょう。そして、アプリの配置にも気を配りたいですね。自分がスマホを持ったときに一番タッチしやすい場所に、よく使うフォルダを配置しておくとよいですね。私は特によく使うアプリだけはホーム画面のベストポジションに直接配置するようにしています。配置をしっかりと考えることで、直感でワンアクション操作ができるようになり、スマホ操作が格段と楽になりました。ちょっとしたことですが、自身が操作性にストレスを感じていたことに気づきますよ。
つぎに背景色ですが、基本的に黒をオススメします。有機ELディスプレイの場合、黒を表示する際にバックライトを消灯状態にするので、電力の消費が少なくなるからです。また、表示モードを「ダークモード」にしておけば(機種によりますが自動で切り替わる設定がある場合も)、暗い場所で画面が見やすくなり、バッテリーの節約、有機ELディスプレイの焼き付きを防ぐ効果があります。
コントロールセンターの整理
iPhoneならコントロールセンター、Androidなら「クイック設定」もカスタマイズしましょう。この画面は、現状どんな画面であっても素早く呼び出してオン/オフを設定できたり、アプリを立ち上げたりすることができる画面であり、画面の端からスワイプすることで表示されます(機種によってスワイプの場所は上からや下からなど異なります)。ここを初期設定のままにしておくのはすごくもったいない! ドッグに入りきらなかった使用頻度の高いアプリはこちらで管理してはいかがでしょうか?
ウィジェット画面の整理
ウィジェット画面はアプリの一部の機能をホーム画面に表示させて利用できるものです。ここには”常に知っておきたい情報”を入れておくとよいですね。
・天気 ・時計 ・カレンダー ・スケジュール ・ニュース
・為替 ・歩数計
などが候補でしょうか。ご自身の好みに合わせてセレクトしてください。
以上、スマホのホーム画面のお片づけをご紹介致しました。誰かに家の中を見られるよりも、スマホのホーム画面をチラッと見られる可能性の方がずっと高いので、余計な詮索を防ぐためにも今すぐにホーム画面を整理整頓されることをおススメします。夏休みにぜひ取り組んでみてくださいね。
【デキる男は住まいから】は株式会社ミニマライフ代表取締役で、ライフオーガナイザーの香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら