少しずつ秋の気配が感じられるようになってきましたね。この時期にオススメの片づけ場所はズバリ…《キッチン》です。
その理由は…
- 窓を開けて換気しながら作業ができる
- こびりついた油がスルッと取れる気温(※室温28℃以上で窓を開けて作業できる時期。夏季は冷房で室温が下がりやすい)
- 梅雨と猛暑が過ぎ、常温食材を買い替えるのに適した時期
と、キッチンを片づけるのにちょうどよい気候なのです。今回はキッチンの効果的な3つの片づけ手順と、それぞれの片づけで避けたい“NGワード”をご紹介します。
《手順1》まずは「食品」から
キッチンの片づけは私の経験上、一度に全部を行うと平均5時間ほどかかります。そんなに時間を取れない! と思われる方も多いと思いますので、まずは「食品」に絞って片づけてはいかがでしょうか。
食品収納とは「冷蔵庫」と「食品庫(パントリー)」の2カ所です。これらのモノを全て出し、賞味期限を確認し、同じ種類のモノでジャンル分けして戻す、というのが一連の流れになります。
食品の片づけは「賞味期限」という明確な数字を元に要否を判断できるので、家族みんなで役割分担をしながら作業ができますね。それでは、食品の片づけを家族みんなで行うときのNGワードをご紹介します。
NGワード:「また〇〇が出てきた」
またカップスープが出てきた、またパスタが出てきた、という言葉は何気に使ってしまうのですが、言われた方は結構傷つきます。買い物に行く人は、家族が好きだろうと思って親切心で買っているのですものね。このNGワードを言われると「またお金の無駄使いをしている…」と受け取ってしまいがちなのかな、と思います。
敢えて言葉で言わなくても、ジャンル分けして並べておけば必ず状況に気づくので、ここは言葉で伝えるのではなく“見える化”で進めて行くのがスムーズです。
《手順2》続いて「調理機器」
調理機器とは食事を作るときに使う道具です。お鍋やボウル、おたまなどの道具を見直していきます。調理機器は単純に使用頻度で要否が判断できない、というのが難しいところです。例えば、流しそうめん器のように頻繁には使わないけど夏になったら使う、というモノがいくつもありますよね。そこで、ぜひやってみてほしいのが「1週間ざっくり献立」の作成です。
それぞれの好みを把握するためにも、お父さんが中心となって家族にヒアリングしてもらえると嬉しいです。7日間を想定して、どんなジャンルの料理を作るのか? を決めておくと、おのずとそこに必要な調理機器がハッキリしますよ。そして、お母さんが調理機器の要否を悩んでいるときのNGワードがこちらです。
NGワード:「全然使っていないよね」
使っていないからキレイなのです。キレイだから捨てられなくて悩んでいるのです。ここでNGワードを言われると、普通にイラっとしてしまうお母さんが多いのではないでしょうか。お父さんには、この状況に出くわしたら、「取りにくい場所だったのかもしれないね」などと声がけして頂きたいです。
調理機器は収納位置で使い勝手が大きく変わります。私も片づけサポ-トでホットプレートの収納位置を取りやすい場所に変えることがあります。後から確認すると、「なんと週に2回は使うようになりました!」と言われることがあります。ベストポジションに1週間ほど置いてみて、それでも使わなかったら、今度こそ「使ってないね、手放そうか」と声がけされるとよいと思います。
《手順3》最後は「食器類」
食器は手放しにくいモノの代表格です。食器を一緒に片づけていると、手放したくないあまりにこんなNGワードが出てくることがあります。
NGワード:「来客用で使おうかな」
気づいたら来客用の食器だらけになることが想定されますので、ここはぜひ、「ご飯をおもてなしする来客人数」をご家族で決めておいてください。
- 今までに家でご飯を食べた人数は何名ですか? (大人、子ども それぞれで考えてみてください)
- 今、何名までならおうちの食器でおもてなししますか? (逆に言うと何名以上は紙皿・紙コップですか? という質問です)
- そのときの献立をある程度決めてください。来客のイメージをハッキリさせることで、普段はあまり使わないけど残しておきたいお皿やお椀が明確になりますね。同じようにグラスとカトラリーも選別できますよ。
いかがでしたか? 今回は、キッチンのお片づけについて3つの手順とそれぞれのNGワードをご紹介しました。ぜひご家族そろってキッチンのお片づけに取り組んで頂ければ幸いです。
【デキる男は住まいから】は株式会社ミニマライフ代表取締役で、ライフオーガナイザーの香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら