ヘルスケア

東京・江東区が64歳以下にも接種券配布へ

 東京都江東区は27日、新型コロナウイルスのワクチン接種券を6月15日から、16~64歳の区民に配布すると発表した。最短で同月29日から接種できるよう準備を進めている。

 区では、26日時点で65歳以上の高齢者のうち11・5%が1回目の接種を済ませており、国が接種完了の目標に掲げる7月末までに高齢者への接種を終わらせることができると判断。6月末から同時進行で、64歳以下の接種を始めるという。

 6月15日から、基礎疾患の有無にかかわらず、16~64歳の区民約33万人に接種券を配布。同28日に高齢者・障害者施設で働く人の予約を受け付けるほか、基礎疾患のある人については同29日から7月4日にかけて、年齢別に予約日を設定した。7月5日には60~64歳で基礎疾患のない人の予約を受け付ける。

 指定された日に予約できなかった場合は、後日改めて設定される予約日に予約することになる。59歳以下で基礎疾患のない人の予約時期は決まっていない。

 区によると、一度に多くの人へ接種券を配布することで、予約のキャンセルなどで余ったワクチンを、接種券がある人に打つことができるという。