今回は私が加盟している日本結婚相談所連盟(IBJ)が発表した、成婚者8624名のデータから抽出した2020年度版の成婚白書によるデータを元に解説していきたいと思います。
■成婚しやすい職業ランキングTOP10(男性)
(1)公認会計士
(2)弁護士
(3)その他金融系職種(保険会社 等)
(4)各種コンサルタント
(5)IT関連職
(6)クリエイター・マスコミ系職種
(7)営業・企画系職種
(8)技術・研究職
(9)大学教授・准教授
(10)国家公務員
■成婚しやすい職業ランキングTOP10(女性)
(1)弁護士
(2)国家公務員
(3)物流・運輸関連職(CA等)
(4)看護師
(5)販売・小売・飲食・サービス系職種
(6)メーカー関連職
(7)各種コンサルタント
(8)資格関連職種
(9)経営者・会社役員
(10)介護・福祉関連職
男性の方は、資格職が強いですね!
士業は、高年収に加え資格もあるので柔軟な働き方が出来る安定感がありますよね。私も、公認会計士男性と女性医師。弁護士男性と女性医師。など、数多くのご縁を繋いでおりますので、大いに頷ける結果となりました。ITや技術職などの専門職も資格職と同じく抜群の安定感がありますね。
金融やコンサルタントや営業職はコミュニケーション能力が高く、収入も良い職種なのでランクインされていますね。
あれ。人気があるはずの医師は?! と思った方も多いと思いますが、残念ながら成婚しやすい職業にはランクインされませんでした。
お見合いのお申し込みは沢山入りますが、お相手に望む希望も高い傾向にあり、成婚まで進みやすい訳では無いようですね。
女性も、士業や公務員、看護師など自立して稼げる職業がランクインしています。
昨今は男性だけが大黒柱になるのではなく、仕事も家庭も育児も共に助け合おうと考えるカップルが増えている結果が表れていると思います。
また、男女ともに上位は弁護士でしたが、スピード感、決断力のある方が大変多い職種です。婚活を制する者は、この2つの要素が鍵となる事が分かりますね。
■結婚相談所での活動イメージ
次は、相談所に入会して、どの位の期間で成婚する方が多いのか等、具体的な数値を見ながら解説していきたいと思います。以下は成婚した男女の平均値です。
年齢 / 在籍日数 / お見合い回数 / 交際数 / 交際日数 / 年収
男性 39.7歳 / 499日 / 19.6回 / 7.2名 / 140日 / 768万円
女性 35.9歳 / 409日 / 14.1回 / 5.3名 / 139.9日 / -
男性は40歳くらいで11か月の間に20名の方とお見合いをして、7名の方と交際に発展。5か月程お付き合いをして成婚。活動期間は1年4か月程が平均となります。
女性は36歳くらいで9か月の間に14名の方とお見合いをして、5名の方と交際に発展。5か月程お付き合いをして成婚。活動期間は1年1か月程が平均となります。
この結果から、運命の出会いがあるまで1年は婚活を頑張ってみる! と心に決めること。そして、14名以上の方とお見合いすることが大切だと分かります。そして、将来像を擦り合わせながらお付き合いをして深め合い、5か月間の交際の中でプロポーズまで進むことがポイントとなります。
■年令のライン
年齢と成婚のしやすさですが、男性は44歳まで。女性は39歳までがラインとなっていました。結婚相手を探す場合、ライン年齢を超える前に行動していく事で、成婚に近付くと言えると思います。1歳でも若いタイミングで、行動あるのみですね。
■番外編
また、お酒を飲む方と飲まない方では、飲む方の方が成婚しやすいようです。お酒を飲むとオープンマインドになりやすく、打ち解けやすいですよね。ランチデートだけでなく、お酒も入るディナーデートを取り入れてご縁を深めていくといいですね。
また、たばこを吸う方と吸わない方では、吸わない方の方が成婚しやすいデータもありました。現在吸わない方が増えてきているので、喫煙されている方は是非この機会に禁煙されると、ご縁が広がるかもしれませんね。
面白いところで、血液型で調べた結果もありました。
男性はB>O>A>ABの順に成婚しやすく、女性はO>A>B>ABの順番となりました。
因みに私は一番成婚し難いAB型ですが、26歳で結婚しました。早めに婚活をしていたのが良かったのかもしれませんね。
現在婚活中の方は、どのくらいの期間で結婚対象となる方何人と出会えているか参考にして頂き、1つ1つの出会いを大切に深めて頂ければと思います。
【婚活カウンセラーが導く幸せ探し】は鶴田奈央さんがビジネスパーソンへ向けて「婚活」のヒントについて等を語る連載コラムです。更新は原則第三木曜日。アーカイブはこちら