夏休みが始まりましたね。休みになると在宅人数が増えるためどうしても部屋が散らかりがち。今回はそんなおうち時間が長い中で、父と子が楽しくストレス発散しながらできる家事をご紹介します。
1.プリントはビリビリ破ってポイッ
まずは散らかった部屋を見渡してみてください。テーブルや棚の上に積みあがった書類、プリント類に目が行きませんか? 人がプリント類をポイっと置く場所は、「ゴールデンゾーン」と呼ばれる目線が行きやすい高さの場所であることが多いものです。
そこでまずは「誰のプリントなのか?」という基準で分ける事から始めましょう。
まだお子さんが小さい場合は
- 絶対に必要なプリント
- これは不要では? と思うプリント
に大人が分けて、不要では? と思ったプリントのみを子供に手渡し、要否を確認してもらいます。不要と判断したプリントは裏が白であれば裏紙として使いますが、両面印刷の場合はその場でビリビリに破ってしまうことでストレス発散をしましょう。
一度破ればその楽しさに気がつき、他にも破ってもいいプリントはないか? と探し始めるはず! 使い終わったノートや書き込みが終わったドリルなども必要ないと判断すれば破ってもオッケー。(※事前に学校の先生に聞いておくのがベターですね)
この方法をお伝えしてからというもの、「今まで子供がため込んでいた100点のテストを積極的に手放すようになりました」という声を耳にするようになりました。ぜひ夏休みに父と子でプリントをビリビリ破ってストレス発散してみてはいかがでしょうか。
2.鬼に見つからないように! 片づけかくれんぼ
次に手をつけたいのがモノの移動です。家に人がいる時間が長くなると、モノを使う回数も増えるので、「出しっぱなし」「買いっぱなし」といった放置状態のモノが増えます。そこで、それらのモノを家の中の本来の定位置に戻す時間を設けたいのです。
そんなときには、私が考案した「片づけながらかくれんぼ」がオススメです。ルールはたった1つ、「子どもが今いる部屋以外に隠れ、それを鬼が探しに行く」というゲームです。
鬼は隠れた子どもを探しながら、モノを本来の定位置に戻す、という作業もセットで行います。子どもを見つけたら、今度はその部屋を始点として他の部屋に隠れる、を繰り返すことで、モノも定位置に戻っていきます。
子供が小さい場合は子供自身が隠れるのが良いですが、ある程度年齢が大きくなると家の中で隠れる場所もそうありません。そんなときは隠したぬいぐるみを探す、というゲームに切り替えると良いですね。
これは親が鬼役になることが多いと思うので、どちらかというと、お子さんにとってのストレス発散遊びですね。兄弟姉妹がいれば、兄や姉が鬼になり弟や妹を探し出す設定にしてもいいと思います。そうすれば、子ども同士で片づけの習慣が身に付きますね。
ぜひ楽しみながらやってみてください。
3.「セット」を見つけてシール貼り
最後はセット収納です。家の中で「セットで使うモノ」を探してみましょう。
例えばPCと充電コード、教科書とノート、タッパーの蓋と容器、などが挙げられます。それらがセットだとわかる状態になっていれば、日々の暮らしのちょっとしたストレスが解消されます。
子どもはシール貼りが大好き! セットだと目で見てすぐにわかるようにするために、色シールを貼ります。
注意する点はシールの向きです。写真のようなスマホ充電コードであれば、シールの向きを合わせることで差し込む方向を間違わずに済むというメリットがあります。
ぜひ「シール貼りゲーム」と称してやってみてください。
今回は比較的年齢の低い子供とお父さんが2人で楽しみながらできる親子のストレス発散片付け術をご紹介しました。お役に立ましたら幸いです。
【デキる男は住まいから】は株式会社ミニマライフ代表取締役で、ライフオーガナイザーの香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら