ヘルスケア

東京都、旧こどもの城に酸素ステーション設置へ

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない東京都が、自宅療養者らが酸素吸入が必要になった場合に備える「酸素ステーション」を、旧国立児童館「こどもの城」(渋谷区)に開設することが17日、関係者の話で分かった。21日から患者を受け入れる予定だ。

 酸素投与や投薬、点滴、心電図によるモニタリングなども可能としており、130床の運用を予定している。医師が往診し、看護師が常駐する。

 都内の16日時点の自宅療養者は2万2166人で、入院・療養などの調整中は1万1642人に上っており、自宅療養中に死亡する事例も出ている。危機的な状況を受け、政府は13日、速やかに酸素を投与できる酸素ステーションを自治体と連携して設置する方針を示していた。