初めまして! 私たちは慶應義塾大学実践株式研究会です。現在在籍人数は約300人で、全国の投資サークルの中でも規模が大きいサークルです。今年からサークルに入った人数も現在95人になります。活動内容としては、学生投資連合USICのイベントに参加することや月2回ほどの勉強会、そして食事会やBBQなど、投資の勉強だけではなく遊びも全力でやっています。
今回は当サークルの代表である私、犬伏時雨が執筆させていただきます。これから全国の様々な大学の様々な投資サークルが大学生の投資事情や大学生活についての記事を書いていくと思うのですが、私は今年サークルに起きた異変について書いていきたいと思います。
それは…なんと今年このサークルに入会した女子が例年に比べて20倍も増えたことです! 20倍ですよ! 株価でいったら20バガーです。
去年までは、女子は1人か2人、入るかどうかという感じでした。私は入学してから積極的に活動に参加しましたが、去年、女子の姿を見たことは1回しかありませんでした。投資に興味のある女子はあまりいないのではないかと個人的には感じていましたが、ここまでとは思いませんでした。ちなみに去年の女子の入会者は2人で、男女比率でいうと27:1でした。
その状況が一転して、今年の女子の入会者は39人です。今年のサークルの新入生歓迎会についての会議の中でも、確かに今年はコロナ禍で投資ブームが来ているため、たくさんの新入生が入ってくるだろうとは予想していました。新入生は例年通り男子が多いのではないかと思っていたのですが、ふたを開けてみたら去年の約20倍もの女子が入会してくれました。
コロナの影響で大学生の間に投資ブームが来ていることもあり、その流れにうまく乗ることで、いつものサークルの雰囲気と違って、今年は男子ばかりでなく、女子もたくさん入会してくれればいいなと思っていました。そのため個人的に、学校の授業で話す機会があった女子にサークルの勧誘をしてみたり、別のサークルで投資に興味がある女子に勧誘をしてみたりもしました。
そういったことを通して、少なくとも私が出会ってきた中では、ほとんどの女子が投資にある程度の興味があることに気づきました。親がやっているから投資をやってみたい、最近投資の話を聞くことが増えて気になっていた、ビットコインが爆上がりしているらしいから買ってみたいなど理由こそ様々でしたが、共通して言えることは、以前と比べて今は多方面から投資の話を聞くことが増えている環境であるように感じます。
しかし、投資に興味があってこのサークルに入ったけど、男子だらけのサークルに参加するのはハードルが高い。例年ならそういった理由で女子は幽霊部員になりがちでしたが、今年は違いました。女子の参加率も大幅に上がっています。オンライン化が進んでいることもその一因かと思われます。女子が非常に少ないサークルでしたので、対面で勉強会や食事会をやったとしても、女子が一人で来るのは若干勇気がいりますし、現実的に厳しかったと思います。
実際、例年のサークルの活動に来てくれていた女子は、一種“お姫様”的な扱いをされていたらしいです。しかし、コロナ禍の中、私たちは主にZoomで勉強会や雑談会を開いてきました。オンラインだとやはり女子側からしても来やすいらしく、女子部員の参加率も大幅に上がりました。また、Zoomの勉強会や雑談会などで仲良くなることで、対面のイベントや勉強会に参加する女子が増えています。コロナで嫌なことばかりでしたが、これだけに関しては感謝しています(笑)。
今回は、私が当サークルの女子事情についてダラダラと述べてしまいましたが、次回は実際に今年サークルに入会した一年生女子たちにインタビューをし、なぜ今慶應女子に投資ブームが来ているのか! をより詳しく探っていきたいと思います!
■慶應義塾大学 犬伏時雨(いぬぶし しぐれ)
商学部商学科2年。慶應義塾大学実践株式研究会代表。浪人時代から投資を始める。国内株のデイトレードがメインだが、CFDとREITと仮想通貨も勉強中。好きな株主優待銘柄はクラレとエクセディ。タイプは変なこと言っても笑ってくれる人。趣味はダーツとベースと辛い物を食べること。座右の銘は硬め濃いめ多め。
【学生から金融大国へ USIC通信】投資や金融に興味を持った切っ掛け、将来の展望やコロナ禍での学生生活の実情など、「学生投資連合USIC」に所属する各大学のサークルがリレー形式でお送りします。アーカイブはこちら