こんにちは! 北海道学生投資研究会です。近年、若年層に投資ブームが起こっていますが、それは北海道も例外ではありません。現在メンバーは100人近く集まり、企業研究や経済ニュースについて語り合う活動をしています。
対外的には、企業訪問やIRコンテスト出場、企業分析や仮想通貨取引のレポート執筆など活動内容も増えてきました。「北海道の学生の金融リテラシー向上」を目指しこれからも励んでまいります。
今日は、北海道学生投資研究会の中では比較的古参の3人のメンバーで、学生生活や投資、これからのキャリアなどについてゆるーく語っていきたいと思います。
■コロナで一変した学生生活
渡部:新型コロナウイルスにより大学生活は大きく変わりました。学校祭の中止やオンライン授業、部活動の休止と、大学生は自粛せざるを得ない状況です。最近は少し変わってきましたが、新入生は友人作りに苦労していると聞きます。お二人は「コロナ下での大学生活」をどのように過ごされましたか?
中村:一人の時間が格段に増えて、自分自身と向き合う良い機会になりました。遠方へ旅に出た時期もありましたが、引き続き、生活習慣と精神衛生を整えることに専念しています。近所を散歩するだけで新しい発見があり、まさに灯台下暗しだと実感する日々でした。
水谷:家の中に引きこもっている時間が長くなって、運動不足が加速したなと思います。また、人に会えないのも思った以上にストレスですね。授業ではディスカッションがやりにくいし、私生活では気軽に飲みに行ったりとかできないのがつらいところです。ただ家でだらけた生活や服装をしていても授業に出席できるのはメリットかもしれません(笑)。
中村:みんな考えていることは似ていますね。渡部くんはどうですか?
渡部:実は、最初の緊急事態宣言が出た時に恋人と別れました (笑)。解除まで無の状態が続きましたね。何をしていたのか記憶がないんです。今では「空白の2ヶ月」と呼んでいます(笑)。確かに、大学生がやるべき学問は家の中でも十分できますが、それ以外の学びの場が明らかに減っている印象です。
■学生から見る投資
中村:ところで水谷さんは、何をきっかけに投資に興味を持ちましたか?
水谷:もともと貯金をしていたところ、ある程度貯まって銀行の定期預金よりも攻めた増やし方を考えたら投資に行きつきました。
中村:生活をやりくりする上で、何を買うべきか、どれくらいの予算を積むかを考えることは避けられないですよね。北海道には一人暮らしをしている学生が多いので、より身近に感じてそう。
水谷:投資資金を増やしたいので、日頃の節約意識が強くなりましたね。買い物をする時は電子マネーやクレジットカードの還元まで考えています。
中村:そういう意味では、消費、貯蓄、あるいは生産というのも投資じゃないかと感じました。要は、どこにどれだけの資源を配分するかに帰着するわけで、日々の生活と切っても切り離せない関係というかな。そんな中で資産形成への関心が高まっているのは、とても興味深い現象のように思います。一方で、「投資をすることでなにを達成したいのか」、「なぜ(学生のうちから)投資をするのか」ってところが置き去りにされている気がするんです。
水谷:う~ん、今の僕に投資で達成したい具体的な目標はないですね。とにかく資産が増えたら嬉しいし、将来の生活が良くなると思っているからやっているのが現状です。利用予定があるのは卒業旅行の予算として積立てた投資信託だけだな。
中村:ちなみに、水谷さんは学生の頃から投資をしていてどんな示唆を得たんですか?
水谷:社会人になったときに一から勉強するのは大変でしょうし、時間があるうちに投資について学び始めるところが利点かなと思います。また自分の癖や性格、得意不得意なんかを考えられるのも良いですね。総合的にまとめるなら、社会に出て金銭的に余裕のある状態になる前にレベル上げしたほうが、知識・経験の面で複利効果が得られて有利になる、といったところかな。
中村:若くして財をなすのは究極の状態にしても、まさに早いうちから投資を始めるメリットは大きい気がします。それは中高年でも同じで、もう遅いなんてことはないんじゃないかな。
水谷:それは間違いないですね。学生は社会人よりも投資に費やせる時間が長いので、同じことを勉強するにも社会人より短い期間で済むのが大きな違いになるかなと思います。それに学生の頃から投資経験を積めば、社会人になったときに効率良く投資に取り組めるんじゃないかな。たかだか数年の投資歴でも色々な出来事を体験できますし。特にコロナ大暴落を食らったのは投資家としてかなりのレベルアップになった感じがしますね(学生とか関係なく偶然だけど…)。社会に出て大損するほどの資産額を持つ前にああいうのを体験できる可能性があるのも、メリットの一つかも?
中村:学生なら、失うものはまだそこまで多くないですからね。それでも実際に投資するとなると、なかなか覚悟が必要だと思います。私も最初は緊張しましたし。だから水谷さんのように、貯金をしてから投資を始めてもいいと思います。でも、例えばセンスやテクニックを磨くだけなら、シミュレーションアプリもあります。資金がなくても、少なくとも雰囲気は感じられると思います。他人がどんな銘柄を選んでいるか見られるし、コンテストがあって他人と競争できるのも、モチベーションに繋がります。
水谷:僕はあんまり他人の投資戦略を見ていないけど、SNSやネット掲示板で他人の考えが知りやすくなったのは面白いですよね。それに大きい材料が出たときはTwitterのトレンド入りなんかで知ることもあるから、僕はそういうところでもニュースのインパクトを感じます。投資しながらのSNSは眺めるだけでも楽しい。
中村:たしかに。リアルタイムで動いているのを見るとワクワクします。自分が詳しくない領域のできごとまで流れてくるところとか。
水谷:ただ、ネット上には残念な発信があるのも事実で、そもそも内容がイマイチなのとか広告料稼ぐためのものとか、「〇〇さえやれば大丈夫!」みたいなのもいる。全部が悪意ある投稿だとは言いませんが、そういった他人の発言を鵜呑みにして、自分で戦略を立てる面白さや、目覚めるかもしれない投資の才能に全く目を向けない人がいそうなのはモヤモヤしますね。他人の資産管理に口出すなと言われればそれまでだけど。
中村:スルースキルって大事ですよね。他人の考えを参考にする分にはいいですけど、投資するか否かは自身の行いなので、それは自分で責任を取ってしかるべきだと感じます。一方で、情報を取捨選択する力を養うにはいいんじゃないかな。そう考えると、意思決定に軸を持つことこそが、知識や知恵を蓄える意義なのかもしれませんね。
■今後やりたいこと
中村:いまのところpandemicが収まる気配はないですけど、これからやりたいことはありますか?
水谷:旅行したい。海外はムリでもせめて北海道外行きたい。単純にコロナであんまり遊べてないのもあるけれど、知らない景色から受ける刺激に飢えてます。もちろんワクチン2回打ちましたよ。
渡部:正直、海外は、大学生中は諦めてます(笑)。ただ、水谷さんと同じく日本各地には行きたいですね。コロナが落ち着くまでは経済学や法学、数学、本やアニメなど「インドア」を楽しみたいです。
中村:私にはまだ分からないこと、簡単には理解できない宿題が残っています。だから2021年中には海外に出て勉強をしようと考えています。そのために最近、パスポートを更新しました。とにかく金融や経済の最先端を覗きたいですし、違う思想や慣習に触れて分かることは多いです。自分だけにしか見えない世界を独り占めできれば本望です。ついでに料理の腕も上げたいですね。
渡部:やはり若い時だからこそできること、やるべきことがあると思います。それは旅行だったり学問だったりすると思いますが、日本でもワクチン接種が進んできたので、コロナ下で我慢してきたことは今後できるようになりたいですね。
■北海道学生投資研究会 「北海道の学生の金融リテラシーの向上」を目指し日々活動している。現在は100名ほど集まる。北大生だけではなく、高校生や専門学生など様々なメンバーが集まる。日々の活動に加え、IRコンテストや道内企業の訪問といった対外的活動も行っている。
■北海道大学 渡部真人(わたべ まこと) 法学部3年 北海道学生投資研究会代表:なんだかんだで代表になった成り上がりもの。ガッキーショックから未だに立ち直れていない。牛丼に紅生姜を入れない派。父親が証券マンのため高校時代から投資に興味があった。ちなみに父親から投資についての本をよく貰うが読んだためしがない。
■北海道大学 水谷圭佑(みずたに けいすけ) 大学院工学院修士2年:知識はさておき投資歴は長い、自称ベテラン枠。今ほしいものは日本円と彼女。日本の大型株やバリュー株への中~超長期投資がメインで、お気に入りは「三大優待銘柄」と呼んでいるイオン・オリックス・KDDI。
■北海道大学 中村栄詞(なかむら えいじ) 大学院医学院修士2年(休学中):経済学部で取った講義をきっかけに、金融や投資に興味を持つ。好奇心に忠実で在りたいお年頃。現在は疫学、統計学、計量経済学など、社会問題へのアプローチを広く学んでいる。コーヒーとパスタ、大通公園が大好き。
【学生から金融大国へ USIC通信】投資や金融に興味を持った切っ掛け、将来の展望やコロナ禍での学生生活の実情など、「学生投資連合USIC」に所属する各大学のサークルがリレー形式でお送りします。アーカイブはこちら