60歳を目前に控えた男性よりご相談がありました。今更ですが、どうしても子育てがしてみたい! 今からでも間に合いますか…?
お伺いすれば、あまり交際経験はなく、仕事に没頭して進んできたとの事。60歳になろうとしている今、やり残したことは何かと考えて、「子育てだ!赤ちゃんから育ててみたい。」と気が付いたとの事。
医師なので経済的には問題はなく、気になるのは果たして子供を作る機能が整っているか…という所でした。女性ばかり子供が産める年齢について気にされがちですが、男性も35歳を過ぎると生殖機能が落ちてくることが判っております。
そこでまず一番初めに、病院でブライダルチェックを受けてもらい、結果によりお相手像を絞る戦略を立てました。機能が整っていた場合、子供が産める年齢の女性にターゲットを絞り、婚活をする。機能が難しい場合は、既にお子様を育てている女性にターゲットを絞り、育児に参加するというものです。
男性はすぐに病院を予約し、検査へと出かけました。ブライダルチェックの結果は、機能は問題なし!との事でしたので、これで婚活の準備が整ったように思いましたが、クリアしなくてはならない問題があと2つありました。
1つ目は歯です。お見合い写真を撮りに行った際に、柔らかくニコッとした表情を引き出すために私も同行しているのですが、とてもぎこちない表情だったので、「歯を少し出して、目尻を下げて笑ってみて下さい」とカメラマンさんからアドバイス。
すると、歯が整っていないので、歯は隠しておきたいとの事…。歯を見せないように表情を作っていたので、なんともぎこちない笑顔だったのです。仕事が忙しく、歯医者に行っていないので、歯がボロボロとのこと…。
あれれ。子どもが出来るかどうか検査までしたのに、初歩的な清潔感…。歯がボロボロで汚い感じの男性とはキスすら難しいですよね。
私とはZOOMでお話をしたり、対面で会うときはマスクをしてお話していたので、歯の諸事情には全く気が付きませんでした。婚活は、男女ともに清潔感が何より大事なので、皆さんも口内環境のチェックをお忘れなく。
2つ目の問題は体調不良です。ブライダルチェック時にした血液検査で、あるホルモンが異常に低い数値だと判明したそうです。どうやら血圧を下げるお薬を飲んでいたようで、その副作用との事でした。
半年間、やけに体調がイマイチだと感じていた様で、元気がない原因が薬の副作用によるものだとわかりました。直ぐに薬を中止して、体調が万全になってからお見合いをスタートすることとしました。
まさか婚活を始めてから、歯を整え、体調の不調原因まで判明するとは! と、大変感謝されました。一歩前に進んでみようと思うその前向きな気持ちこそ、あらゆる面でプラスに働く事がありますね。
医者の不養生とは言いますが、まさしく今回はそのパターンでした。忙しい日々を皆様お過ごしかと思いますが、自分を整えておくことは何よりも最重要タスクです。
もちろん無病息災は理想ですが、生身の人間、数病息災が現実です。何事も早期に発見し、病を癒しながら人生を前向きに歩む姿に幸せの原点があるように思います。自分の為、大事な周りの人の為にも年に一度の健康診断は必ず受診しましょうね。
【婚活カウンセラーが導く幸せ探し】は鶴田奈央さんがビジネスパーソンへ向けて「婚活」のヒントについて等を語る連載コラムです。更新は原則第三木曜日。アーカイブはこちら