環境保護派がなぜ原発容認に? 映画「パンドラの約束」ストーン監督に聞く (3/3ページ)

2014.4.13 18:04

ロバート・ストーン監督

ロバート・ストーン監督【拡大】

  • ガイガーカウンターを示すロバート・ストーン監督(「パンドラの約束」から)
  • 原子力推進派へと転じた経緯を語るスチュアート・ブランド氏(「パンドラの約束」から)

 --日本へのメッセージは

 「日本は原発問題で苦難を味わった。ここで選択肢がある。すべての原発を閉鎖し、多額の投資を放棄してガスや石油消費を推し進める。または将来、風力や太陽光エネルギーをあてにする。だが(原発を使って)中国が電気を蓄える一方、『(原発のない)日本は少なくとも安全だ。もう原発は利用しない』などと考えることは合理的な反応ではないだろう。この映画で日本に訴えたいのは、リスクを取り、リスクから学んだものを使うということ。そして、次世代技術で世界を主導することだ。それが日本にとっても、世界にとってもいいことだ」

 「パンドラの約束」は12日に名古屋・伏見ミリオン座で先行公開され、19日に東京・渋谷のシネマライズ、横浜市の横浜ニューテアトル、以後全国順次公開される。問い合わせはフイルムヴォイス(電)03・5226・0168。

【プロフィル】ロバート・ストーン

 Robert Stone ビキニ環礁での核実験を追ったドキュメンタリー「Radio Bikini」(1988年、米国公開)でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞候補に。その後、反原子力から原子力支持へと立場を転じた。他の作品に「Earth Days」(2009年、同)など。

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