訪問先で認知症の高齢者の食事の様子を見る米山さん=東京都目黒区【拡大】
そのうえで、カロリーアップに朝の水分摂取時、高カロリードリンクを試すよう提案した。「暑くなるので、脱水にならないよう早めに対応したい。可能なら日中、ヘルパーさんに短時間入ってもらって水分補給ができるといいんですが…」
米山さんが祥子さんのケアマネジャーから「食事をしない利用者さんがいる」と相談を受けたのは3年前の夏。訪問した米山さんは、食事場所を変えて祥子さんの気分を引き立て、少量でカロリーが取れる栄養ゼリーを導入した。少し食が進むと、祥子さんの覚醒状態が良くなり、自分で食べるように。腎臓病や高血圧もあるため、塩分、タンパク質摂取に気をつけつつ、低栄養にならないよう心掛ける。
米山さんは「訪問すると、実際の食事や味を見て具体的なアドバイスができる。触れれば、むくみやかさつきも分かる。水分と栄養コントロールで入院を回避していきたい」と話している。