■水回りの換気・乾燥、徹底を図る
衛生微生物研究センターの李所長によると、(1)温度(2)湿度(3)ホコリや汚れなどの栄養源-の3つの条件がそろうとカビが増殖する。増殖を防ぐには、室内の換気や寝具の手入れなどが欠かせない。
カビは空気が動かない所に生えやすいため、ときどき窓や扉を開けて風を通す。湿度が上がる季節には、寝具にもカビが生えやすい。布団は干すなど小まめに手入れを。
カビの栄養源となる人間の皮脂やアカが付着しやすい浴室は使用後、換気するだけでなく拭き取りも併せて行い、乾燥に努めよう。
また、カビは低温でも増えるので、食品の保管では、冷蔵庫を過信しないことも大切だ。