「お前は会社に必要ない」パワハラの線引きは? 仕事と関係ない打撃的言動 (3/4ページ)

2015.6.27 17:01

パワハラの線引きは難しい。組織としての対策も必要だ(写真はコラージュ)

パワハラの線引きは難しい。組織としての対策も必要だ(写真はコラージュ)【拡大】

 職場で上司が部下を叱責する言葉としては、一般的なこうした言葉も、状況によっては、パワハラに発展する。

 例えば、「こういうふうに望まれていたのに、できていない。こうすればよかった」と具体的に注意するならいいが、感情的にエスカレートして、「だからお前はダメなんだ」と能力や人格、人間性について触れる発言をすると、パワハラの一線を越えてしまう可能性がある。

 人間関係つくる

 こういったやりとりをパワハラにしないためにはどうすればいいのか。

 「上司など優位に立つ側は、相手の人間的な能力をよく見ることが必要」と笹山弁護士。自分が若手だった頃の感覚でなく、「どういえば相手に伝わるか。その距離感が分からないうちは原則丁寧に対応すべきだ」

 一方、部下は「職場での人間関係を良くしておくことが重要」とする。パワハラを受ける人には「立場や人間関係、性格など要因はいろいろあるが、職場で孤立している人が多い。攻撃しても大丈夫という意識が働きやすく、ターゲットになりやすい」という。そうならないために、頼れる上司や同僚などとの人間関係をつくっておいた方がいい。

「パワハラは生命に関わる問題」

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