経験が強み「シニア起業」 団塊世代退職 国も雇用創出へ支援 (2/2ページ)

2016.5.5 05:00

築地市場で客の注文品の買い出しをする清水次朗さん(左)=東京都中央区

築地市場で客の注文品の買い出しをする清水次朗さん(左)=東京都中央区【拡大】

 担当者は「親の介護の問題や年齢が近いことから、介護など高齢者向け事業の割合が高いのが特徴」と指摘する。

 13年に都内で買い物代行サービス「まいど屋」を始めた清水次朗さん(68)もそんな一人。大手ベーカリーチェーンで64歳まで再雇用で働いた後、1人で起業した。家業の仕出し料理店で働いていた若いころに築地市場に通った経験を生かし、新鮮な魚や野菜を築地で買い、都内を中心に注文客へ届ける。

 ◆無理しない範囲で

 この仕事を選んだきっかけは近所に住む高齢者が外出が難しくなって、代わりに買い物を引き受けたこと。今は他の年代にも客層を広げる。ただ、売り上げは月20万円ほどで、「疲れたときは休み、無理をしない範囲で続けたい」と話す。

 清水さんの起業を支援した「銀座セカンドライフ」の片桐実央社長(35)は、利益を上げるよりも赤字を出さないようにする身の丈に合った起業を勧める。「豊富な経験や熟練の会話は武器になるが、過去の成功パターンにとらわれると、失敗に陥りやすい。しっかり市場調査して、新しい気持ちでお客さんに向き合うことが大切だ」と忠告している。

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