就職74.7%で6年連続上昇 今春の大卒生、文科省調べ

就職活動中の大学生ら。今春の大卒生の就職は74%と6年連続で上昇した(ブルームバーグ)
就職活動中の大学生ら。今春の大卒生の就職は74%と6年連続で上昇した(ブルームバーグ)【拡大】

 今春の大学(学部)卒業生55万9673人のうち、非正規を含めて就職したのは5月1日時点で41万8166人だったことが4日、文部科学省の学校基本調査(速報値)で分かった。卒業生に占める割合は前年度より2.1ポイント増の74.7%で、6年連続上昇した。

 文科省の担当者は「企業の積極的な採用などが要因とみられる」と話している。文科省と厚生労働省が5月に公表した就職率は就職希望者に占める割合で、97.3%と統計開始以来最高だった。

 就職者のうち契約社員など非正規は1万9134人(3.4%)。進学も就職もしていないのは4万8865人で1.6ポイント減の8.7%、アルバイトなど一時的な仕事に就いたのは1万183人(1.8%)だった。大学院などへの進学は、ほぼ横ばいの6万7557人(12.1%)だった。

 一方、現役で大学・短大に進学した高校生の割合は0.4ポイント増の55.0%。大学(学部)の在学生数256万7114人のうち、女子学生が占める割合は44.5%で、過去最高を更新した。東日本大震災の被害が大きかった岩手、宮城、福島の3県の就職率や大学進学率については、おおむね震災前の水準に戻った。

 学校基本調査では全国の小中高、大学などを対象に毎年、在学者数や卒業後の進路などを集計。4月の地震で被災した熊本県については大学、短大、高専以外の数値を今回の速報値に含めておらず、12月公表予定の確定値で反映させる。

 これまで学校基本調査で公表していた不登校の児童生徒数は、いじめなどの状況を把握する問題行動調査に統合したため、今回から含まれない。