「送骨」の実態…ゆうパックで遺骨を寺に 反発よそに各地に広がり (1/3ページ)

2016.8.7 07:17


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 「供養心の軽視」といった批判をよそに、「送骨(そうこつ)」と呼ばれる遺骨処理の方法が広がりをみせている。日本郵便が扱う宅配便「ゆうパック」を使って遺骨を寺院に送ることをいう。送骨の実態をみてみた。

 1日に10体が送付

 東京駅から上越新幹線で約40分。埼玉県熊谷市の曹洞宗「見性院」には、年間で約150体の遺骨がゆうパックで送られてくる。役僧の鈴木琉清さん(71)は「多い日には1日に10体送られてくることもあります」と話す。

 見性院の送骨サービスの仕組みはいたって簡単。(1)送骨を申し込む(2)見性院からゆうパックの送り状や骨壺を納める段ボールといった「送骨セット」が届く(3)骨壺をゆうパックで送る(4)見性院が供養したのちに納骨-となる。ゆうパックが使われるのは、他の宅配業者が遺骨の取り扱いをしていないからだ。

 直接納骨で3万円

 料金は永代供養墓に直接納骨(他の遺骨と一緒に合葬・合祀(ごうし))する場合は3万円。見性院が骨壺ごと10年間保管したのちに合葬・合祀する場合は10万円。送骨セットの費用として別途3千円が必要になる。

『寝たきりで、妻の遺骨を納めに行けない』『絶縁していた親類の遺骨があるのですが…』

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