マンションの谷間を行く通勤客ら。賃金の伸びで勝ち組負け組が鮮明に分かれそうだ=川崎市(ブルームバーグ)【拡大】
ガーナー氏らは、賃金上昇がどのように日本企業を変化させるかについて調査し、負け組より勝ち組の方が多くなると結論付けた。同氏はこの調査結果を受けて、TOPIXの2017年後半の目標を1770に維持した。
<賃金上昇による主な勝ち組>
■不動産:賃料が上昇するほか、インフレ期待の高まりが不動産価格を押し上げる
■損害保険:個人消費と住宅投資が上向く
■商業・職業関連サービス:特に人材派遣・就職斡旋(あっせん)サービスを提供する企業
■メディア:消費拡大期待で企業の広告が増加する
■ソフトウエアとサービス:消費がB2C(企業・消費者間)電子商取引企業の利益を押し上げる(ブルームバーグ Christopher Anstey、Will Davies)