同じ食事量で18キロ増、インフルエンザにもかかりやすい? その原因は「●●●●ホルモン」 (2/3ページ)

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 イライラするとインフルエンザにかかりやすくなる

 血管は消耗品。若い頃のツケが今になって回ってくるとは恐ろしい。「イライラすると、血中に、コルチゾールというステロイドホルモンが増加します。このホルモンは炎症の治療などにも使われていますが、過剰分泌されると免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなど病気にかかりやすくなります」

 このコルチゾールは、「ストレスホルモン」とも呼ばれる。免疫力低下のほかにも、もう1つ、体に見えやすい変化を引き起こすこともある。

 「血糖値を上げたり、脂肪を溜め込んだりする作用もあるんです。あるIT企業の40代の非常に優秀なエンジニアの話です。手がけるプロダクトは社内外からいつも高い評価を受け、出世して、プロジェクトチームを任される立場になったんですが、彼は上に立って人をまとめるのが大の苦手。そのうち思い通りに動かない部下たちに対して、毎日カリカリするようになったんです。すると、次第にブクブクと太り出し、18キロも体重が増加。食事量は変わっていなかったようなので、コルチゾールが関係していると思われます」

 心の病を患うケースもある

 こうしたリスクは、フィジカルだけでなく、メンタル面にも表れる。

 「怒りっぽい人というのは、他人の評価を気にする傾向があります。自分が思い描いている評価より周りの評価が低いと、強いストレスを感じてしまう。たとえば、自信を持って作り上げた資料を上司にボツにされたとき、我慢強い人は『上司とは考え方が違う』などと、自分の中で折り合いをつけられる。一方で『上司の理解力が足りない』などと憤る人は、新たなストレスを呼び込んでしまいます。こうした状況が重なると、ひどい場合はうつになったり、心の病を患うケースもあるのです」

ストレスに打ち勝つ指標「SOC」